テニスの歴史の中で、多くの名選手たちが素晴らしいプレーを見せてきた。それでもその中で「レジェンド」とまで呼ばれる選手はご…
テニスの歴史の中で、多くの名選手たちが素晴らしいプレーを見せてきた。それでもその中で「レジェンド」とまで呼ばれる選手はごく稀だ。数々の名プレーヤーたちを育ててきたコーチが、2人のレジェンドについて語った。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。【動画】2008年ウインブルドン決勝でのフェデラーvsナダルの名勝負!
元プロ選手で現在はテニスコーチであるポール・アナコーン氏は、ロジャー・フェデラー(スイス)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ピート・サンプラス(アメリカ)、スローン・スティーブンス(アメリカ)といった偉大な選手たちを育ててきた。
アナコーン氏は、ラファエル・ナダル(スペイン)とビヨン・ボルグ(スウェーデン)を比較。元世界王者でグランドスラム11回の優勝を遂げているボルグは、安定したテニスの権化だった。
ボルグは「ウィンブルドン」で最長記録タイの5連覇を達成。「全仏オープン」4連覇も、2014年にナダルに破られるまでは最長記録だった。一方のナダルは今年、自身の持っていた「全仏オープン」での最多優勝記録を13回に伸ばした。ナダルは2005年の同大会デビューから2020年までの間、2009年、2015年、2016年の3回以外のすべてで優勝を遂げているのだ。
アナコーン氏は、ナダルとボルグの継続的な強さの秘密は、その瞬間瞬間に生きていることだと語る。「彼らを比較すればボルグはずっと静かで、ナダルには大きなエネルギーと緊張感がある。でもどちらもやり方は同じだ」
「大切なのは次のポイント、ただそれだけだ。2人にはそういうストイックさ、前のポイントで起こったことを忘れられる能力がある。次のショットに集中して、何度でも同じ姿勢で繰り返す。それが大きいんだ」
アナコーン氏は、次世代選手たちの中にもその資質を見たいと望んでいる。ナダルやボルグはこれからも、将来の名選手たちの刺激となり、手本となっていくだろう。
(テニスデイリー編集部)
※写真はフェデラー(右)とアナコーン氏(左)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)