スタッツを見れば選手のプレースタイルがわかる!?今年は新型コロナウイルスが世界中で蔓延。その影響はテニス界にも及び、3月から約6ヵ月もの間、ツアーが中断となり、残念ながらウィンブルドンも中止となって…

スタッツを見れば選手の
プレースタイルがわかる!?

今年は新型コロナウイルスが世界中で蔓延。その影響はテニス界にも及び、3月から約6ヵ月もの間、ツアーが中断となり、残念ながらウィンブルドンも中止となってしまった。その後、なんとか8月下旬にツアー再開となり、グランドスラムも3大会が行われたものの、無観客あるいは人数を制限しながら開催という形になった。

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そこで今回、例年より大会数が少ないものの過去52週に行われた試合で導き出されるATPが算出しているサーブの記録について見ていきたい。

まず、見ていきたいのが1試合あたりのダブルフォールトの数。相手にリターンで攻めさせないだけでなく、。安定性が求められる。
その1位となったのは、なんと日本の西岡良仁(ミキハウス)。昨年も2位だったが、今シーズンは26試合を戦い1試合平均1.4本の少なさだ。以下、2位にミカエル・ククシュキン(カザフスタン)、3位にフィリップ・クライノビッチ(セルビア)、4位にパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)、5位にフィリップ・コールシュレイバー(ドイツ)だった。一方、最多ダブルフォールト数は、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の平均7.1本が1位。2位以下には、ブノワ・ペール(フランス)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)が続いている。




次にご紹介したいスタッツが、1試合あたりの平均エース数。20.6本で1位のジョン・イズナー(アメリカ)や19本で2位のライリー・オペルカ(アメリカ)、17.2本で3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、4位のニック・キリオス(オーストラリア)、5位のサム・クエリー(アメリカ)など言わずと知れたビッグサーバーが名を連ねている。



一方、1試合で奪うエースが最も少ない選手ランキングでは、1.5本のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が1位に。2位以下には、パブロ・アンドゥハル(スペイン)、アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)、西岡、コランタン・ムーテ(フランス)がランクインしている。また、錦織圭(日清食品)もトップ10にランクイン。やはり、身長面で劣るとサーブでは厳しいのかもしれない…。




エースが少ないランキングには、ストローカーが並び、多ければ体格を生かしたビッグサーバーが並ぶ。スタッツは、各選手のプレースタイルが見えてくる!?