大きな故障などを除けば、今季のプロ野球で最も周囲の期待を裏切ってしまった一人に挙げられるだろう。DeNAの元守護神、山…
大きな故障などを除けば、今季のプロ野球で最も周囲の期待を裏切ってしまった一人に挙げられるだろう。DeNAの元守護神、山﨑康晃投手が22日、チームの大トリとして来季契約を更改。プロ6年目で初減俸となる7000万円減の推定年俸2億8000万円でサインした。

・今すぐ読みたい→
プロ野球ドラフト伝説 「外れ1位」から大化けした選手たち https://cocokara-next.com/athlete_celeb/draft-miss/
開幕から不安定な投球が続き、7月末にはクローザーの座を三嶋一輝に譲った。中継ぎ降格後もかつての投球は取り戻せず、10月には2軍落ちも経験。40試合に投げ、0勝3敗6セーブ8ホールド、防御率5・68と自己ワーストの数字でシーズンを終えた。
本来であれば、夏に本拠地の横浜スタジアムを舞台に行われていた東京五輪で、侍ジャパンの抑えも託されていたであろう右腕。日の丸守護神の座も、チームでのクローザーという定位置さえも、再び実力で取り戻さなければならない。
山﨑は不振の原因には深く言及はせず、「皆さんが思うほど深刻ではないかな。練習して健康にシーズンを迎えれば、パフォーマンスは出せる自信はある」と一切の言い訳はせずに言葉を喉元深くへ飲み込むようだった。
新型コロナウイルスの影響で開幕が3カ月遅れ、特に投手にはその影響が大きかったとされている。山﨑にとってもプラス材料ではなかっただろう。1年目の2015年から抑えを任され、5年続けて60試合前後に投げ、シーズン平均32・6セーブを挙げてきた。勤続疲労や、相手チームの対策といった面も確実にあるだろう。
全般的にパフォーマンスを発揮できなかったシーズンだが、中でも心配なのが本拠地・横浜スタジアムとの相性の悪さだ。
今季は21試合に投げ、3敗2セーブ2ホールド、防御率7・36。他のセ・リーグ球場では3点前後の防御率が、倍近く悪化している。
実は山﨑は入団来、この本拠地球場との相性が良くなかった。
1年目の2015年は防御率2・83。2016年には同5・50と悪化させた。このシーズンは横浜スタジアム以外では、甲子園で2自責点(防御率3・60)を喫しただけで、登板した他の7球場では自責点ゼロの防御率0・00をマークしている。
3年目の2017年は横浜スタジアムで防御率2・00。2018年は同5・08と再び悪化。昨季2019年は同1・72と改善の兆しをのぞかせていた。
本拠地での登板時、登場曲であるZombie NationのKernkraft400に合わせてファンがジャンプして「ヤスアキ」コールを送るシーンは、「ヤスアキジャンプ」として定着した。山﨑自身もファンのパフォーマンスを歓迎し、感謝の思いを常に口にしているのだが、皮肉にもそうして送り出されたマウンドとの相性は相思相愛には映らない。
年間試合数の半分を、そのマウンドの上で過ごす。加えて自らも高い意識を持って臨んでいる侍ジャパンにおいても、横浜スタジアムとの相性の悪さは足かせになりかねない。
仕切り直して、復活を期す2021年。まずは再び鬼門となってしまった本拠地での強さを取り戻し、文字通りの「ホーム」とすることが近道となる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
頼むから出ていって!引き留められなかった日本ハムFA杉谷が残留 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/kenshisugiya-character/