FCバルセロナは、バジャドリード戦を戦ったが、その中で監督ロナルド・クーマンは、3バックとダブルピボーテというこれまでに…

FCバルセロナは、バジャドリード戦を戦ったが、その中で監督ロナルド・クーマンは、3バックとダブルピボーテというこれまでにない革新的なシステムを採用している。このシステムは、少なくともバリャドリード戦では、ポジティブに結果に表れている。なぜなら、レオ・メッシとペドロ・ゴンザレスに牽引されたチームは、これまでで最も優れた試合の1つと言えるパフォーマンスを披露している。
前半、クレマン・ラングレとマルティン・ブライトバイテが2ゴールを決めている。後半には、メッシがペドリの絶妙なヒールパスを受けて3ゴール目を決めている。バルサは、久しぶりに試合を楽しんでおり、相手GKジョルディ・マシップのセーブがなければこれ以上の点差になっていただろう。
【バリャドリード戦でのFCバルセロナの選手達の採点&寸評】
■GK
テア・シュテーゲン(7点)
『鉄人』
2つのセーブで存在感を出し、鉄人の腕と言うべき腕で相手のシュートをストップしている。なお、この試合、バジャドリードのプレスもあり、バルサのディフェンスラインは、テア・シュテーゲンに幾度もバックパスしなければならなかったが、ロングボールを複数回ミスしたとは言え、いつものように足元のプレーも的確に行っている。クリーンシートを保つのに苦労はしていない。
■右WB
セルジーニョ・デスト(7点)
『アシスト』
前進できる可能性を探っていたが、常にバックパスを選択して余計な問題とならないようにしている。ただ、レオ・メッシからのボールに抜け出し、マルティン・ブライトバイテが決めたチームの2ゴール目をお膳立てしている。ディフェンスよりもオフェンスの方がプレーしやすそうであったが、全てにおいて高いインテンシティでプレーしている。
■CB
オスカル・ミンゲサ(7点)
『成長』
少しずつチーム内で自信をつけており、監督クーマンの信頼を獲得し始めている。前半、素晴らしいパフォーマンスを披露し、相手の攻撃を抑えている。また、試合の流れを見て、攻撃参加さえも見せている。
ロナルド・アラウホ(7点)
『有望』
存在感を発揮し、ミスも犯さず、もはやディフェンスリーダーのように振る舞っている。このままのパフォーマンスを保てば、明るい将来が待っているだろう。空中戦のデュエルにも負けず、最後方でチームを支えている。
クレマン・ラングレ(7点)
『改善』
アラウホとミンゲサにカバーされながら、コンディションを取り戻しており、常にボール奪取の部分で賢明さを見せている。加えて、レオ・メッシの正確無比なクロスに頭で合わせて、先制ゴールを決めている。これには、相手GKマシップもなす術がなかった。
■左WB
ジョルディ・アルバ(7点)
『情熱的』
相手のプレスにより攻撃参加が難しかったが、諦めることなくプレーし続けている。攻守にわたりハードワークしたものの、いつものような輝きや決定機の演出はできていない。しかし、止まることなく、まるで機械のように懸命にプレーし続けている。
■MF
ミラレム・ピャニッチ(7点)
『精力的』
ダブルピボーテの一角を担ったが、守備の責任はほとんど負っていない。ただ、ボールを保持し、リスクがない状態で動かし続けるために、忍耐強くプレーしており、インテリジェンスを披露してくれている。
フレンキー・デ・ヨング(8点)
『ユビキタス』
ピャニッチと並んでダブルボランチとの1人としてプレーしている。ピャニッチよりもより攻撃的な役割を担い、その役割をコンスタントに果たしている。至る所に顔を出し、的確な判断を下しながら、常に前進できるようにプレーしている。素晴らしいパフォーマンスだったと言える。
ぺドリ(9点)
『ダンサー』
フットボールではなく、華麗なダンスをしているようである。エレガントでありながらプレーに意図があり、常に効果的で機能的と言える。前線で動き回り、チームメイトに選択肢を与えている。レオ・メッシへのヒールパスでのアシストは圧巻であり、求められるときにその存在感を示している。
レオ・メッシ(9点)
『革新的』
監督クーマンは、珍しいスターティングメンバーを起用したが、それをうまく活用し、試合開始早々から優れた感覚を示している。責任を担いながら全力でプレーし、自分が誰であるのかを誇示している。ラングレの先制ゴールをアシストし、チームの2ゴール目でも起点となっている。そして、締めくくりは、自らチームの3ゴール目となるダメ押しゴールを決めている。
■FW
マルティン・ブライトバイテ(7点)
『黒子』
バルサの9番であれば、もっと派手な仕事をするものだが、ブライトバイテはチームのために汚れ役になることも厭わない。相手ディフェンスと地味な戦いを続けている。彼のハードワークは、プライスレスの価値がある。デストのアシストからチームの2ゴール目を決めている。
■途中出場
セルヒオ・ブスケツ(6点)
『サブ』
途中交代でピッチに送り出され、残り15分をプレーしている。ピャニッチの横でチームをコントロールしようとしている。
サミュエル・ユムティティ(6点)
『途中出場』
監督クーマンは、コンディションを取り戻させるために15分の出場機会を与えている。
ジュニオル・フィルポ(6点)
『代役』
ジョルディ・アルバを休ませるために投入されている。試合の状況的にそれほど難しいタスクではなかった。
フィリペ・コウチーニョ(6点)
『限定的な出場時間』
残り10分でピッチに送り出され、ポストに直撃するシュートを放っている。まだまだ諦めていない。