21日、ATP(男子プロテニス協会)が「ATPアワード」の受賞者を発表。アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が「最も上達した選…

21日、ATP(男子プロテニス協会)が「ATPアワード」の受賞者を発表。アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が「最も上達した選手賞」を受賞した。【動画】ルブレフの飛躍を支えたモンスターフォアハンド!

ルブレフは2019年シーズンは38勝19敗、1タイトルで年末は世界23位だった。今年は新型コロナウイルスの影響で大会数が減りながらも41勝10敗と、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並んで最多勝利を記録。更に今シーズン最多となる5タイトルを獲得し年末は世界8位に。その目を見張るような飛躍が評価された。

またそのルブレフのコーチであるフェルナンド・ビセンテ(スペイン)は「最優秀コーチ賞」を受賞した。

「カムバック賞」にはバセック・ポスピショル(カナダ)が選ばれた。ポスピショルは昨年背中の手術を受け昨年末は世界149位に。しかし今年は2度の準優勝を果たし世界61位にまで大きくランキングを上げた。

「ニューカマー賞」は17歳にして世界141位のカルロス・アルカラス(スペイン)が受賞。彼は17歳5ヶ月にしてチャレンジャー大会3タイトルを獲得。これはリシャール・ガスケ(フランス)に次ぐ2番目の若さとなっている。また2月に行われた「ATP500 リオデジャネイロ」の本戦1回戦では、同郷のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-6(2)、4-6、7-6(2)で撃破。2003年生まれの選手として、初のツアーレベルでの勝利を飾っている。

その他の主要な賞の受賞者は以下の通り。

「ATPツアーNo.1」:ジョコビッチ

「ATPツアーNo.1ダブルスチーム」:マテ・パビッチ(クロアチア)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)

「ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞」:ラファエル・ナダル(スペイン)

「アーサー・アッシュ・ヒューマニタリアン賞」:フランシス・ティアフォー(アメリカ)

「ファンズ・フェイバリット賞(シングルス)」:ロジャー・フェデラー(スイス)

「ファンズ・フェイバリット賞(ダブルス)」:ジェイミー・マレー(イギリス)/ニール・スクプスキー(イギリス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ウィーン」でのルブレフ

(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)