プロ野球ファンにとってシーズンオフの楽しみの一つは契約更改。球団の財政事情はファンの懐に直結するものではありませんが、…

 プロ野球ファンにとってシーズンオフの楽しみの一つは契約更改。球団の財政事情はファンの懐に直結するものではありませんが、「払いすぎだろ」「もっと出してあげなよ」といった気分になってしまうから、不思議です。

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 そんな中、ロッテファンがざわついたのは今月上旬のことでした。2016年のドラフト1位で入団した佐々木千隼投手の契約更改について、大手スポーツ紙の電子版がこのような見出しで速報したのです。

ロッテ・佐々木千は400万円減の1570円でサイン

 これにはSNS上で「年俸1570円…毎月130円でどうやって生活しろというのか笑」「ロッテのフロント有能すぎw」「つば九郎の契約更改かと思った」など野球ファンからの投稿があふれました。数時間後には「1570万円」に訂正されましたが、スクショが出回り、大喜利状態が続きました。

 「年俸1570円」を報じたメディアは野球界に大きな影響力を誇り、電子版のPVも業界屈指の数字を叩き出しています。なのに、なぜこのような初歩的なミスが起きてしまったのでしょうか。

 あるスポーツ紙の記者はこう証言します。

 「背景には部数減に苦しむスポーツ各紙がデジタルでの収益増にシフトし、競争が熾烈になっていることが挙げられます。できるだけ速く、1本でも多くアップすることで、ネット専業も含めた他社との勝負に勝たなくてはならない。新聞なら校閲担当が機能して隅々までチェックしますが、デジタルは間違っていても見つければすぐ直せる。だから『ノールック』でどんどんアップして、誤字脱字を直すのはその後…という状態になっているのです」

 とはいえ、「年俸1570円」はあまりにみっともないようにも思えますが…。一般紙の運動部デスクはこう語ります。

 「新聞社では誤字を赤鉛筆で指摘してきたことからか『赤字』と呼ぶのですが、赤字撲滅は各社にとって永遠の課題です。人間がやる以上、なかなか無くならない。先日、国内屈指のクオリティーペーパーである某紙が球団首脳の『入場料収入』という発言を『入場料収人』と紙面で表記し、翌日に訂正を出しました。むしろ『どう入力すればそんな赤字が出るんだ』と話題になったほど。でも出るときは出る。悩ましい問題ですよ…」

 一方で現在、大手紙ではAIを駆使した赤字撲滅システムの構築を目指しているとも聞きます。しかし、このへんの表記もコンピューターに頼らなきゃならないというのも、いささか寂しいところ。

 お給料がよいことで知られる新聞社ですが、あまりにミスが続くとそのうち年収が1570円になっちゃいますよ…なんて言うのは、ちょっと意地悪ですかね。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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