2002年にルイスが勝利した場面にファン「素晴らしいパフォーマンス」 ボクシングの元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)は11月、エキシビションマッチにて54歳でのリング復帰を果たした。50代とは思えぬ動きを披露してファンを驚か…

2002年にルイスが勝利した場面にファン「素晴らしいパフォーマンス」

 ボクシングの元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)は11月、エキシビションマッチにて54歳でのリング復帰を果たした。50代とは思えぬ動きを披露してファンを驚かせたが、そんなタイソンが18年前に敗れた試合が米国で再脚光を浴びている。2002年、3団体同級統一王者レノックス・ルイス(英国)に挑戦し、強烈な右フックを受けてKO負けした実際の動画をWBCが公開。海外ファンからは「タイソンを眠らせた日」などと反響が寄せられている。

 豪快に敗れた。当時35歳の挑戦者タイソンにとっては5年ぶりの世界戦。2回は積極的に前に出たが、ルイスにうまくいなされた。迎えた8回、タイソンはガードを固めていたが、わずかな隙間にレノックスの右が突き刺さった。顎をモロに打ち抜かれる。顔面が大きく揺さぶられ、膝から崩れ落ちる様に衝撃の大きさが見て取れる。意識が飛び、リングに仰向けに倒れた。

 WBC公式インスタグラムは、2002年6月に米テネシー州で起きたタイソンの8回KO負けのシーンを動画で公開。文面に「このKOを覚えている? これはレノックス・ルイスによる、自分より背の低い相手と戦う選手に向けたディフェンス・レッスンだ。ジャブを打ちながら距離を取って、ここぞの一発を待つ」とつづっている。

 投稿には「ルイスの素晴らしいパフォーマンスだ」「昨日のようだ」「レノックスは本当に賢いボクサーだと思う」「タイソンを眠らせた日」「タイソンが迫ってきたときのアッパーはタイミングが完璧で美しい」「ルイスによるタイソンへの授業だね」「これはいじめ」「タイソンのファンにとって本当に残念な日だった」などと当時を思い起こした海外ファンから様々な反響が寄せられていた。(THE ANSWER編集部)