日本ハムの大谷翔平投手は昨季、投手と指名打者でパ・リーグベストナインに選出される活躍でチームの10年ぶり日本一に貢献した。アメリカでも二刀流のスーパースターのメジャー挑戦への待望論が高まっている中、米スポーツサイトの「2017年にブレークす…

日本ハムの大谷翔平投手は昨季、投手と指名打者でパ・リーグベストナインに選出される活躍でチームの10年ぶり日本一に貢献した。アメリカでも二刀流のスーパースターのメジャー挑戦への待望論が高まっている中、米スポーツサイトの「2017年にブレークするMLB11人」という企画では、アメリカ上陸前から異例の選出となった。

■渡米は来オフ以降も…2017年に「MLBでブレークする11人」に異例の選出

 日本ハムの大谷翔平投手は昨季、投手と指名打者でパ・リーグベストナインに選出される活躍でチームの10年ぶり日本一に貢献した。アメリカでも二刀流のスーパースターのメジャー挑戦への待望論が高まっている中、米スポーツサイトの「2017年にブレークするMLB11人」という企画では、アメリカ上陸前から異例の選出となった。

 MLB公式サイトにも記事を配信している米スポーツサイト「スポーツ・オン・アース」では、今季期待の新鋭11人を特集。マーリンズの若手救援右腕カイル・ベアクロー投手、ヤンキース次代のスラッガー、グレッグ・バード一塁手らとともに「ショウヘイ・オオタニ」の名前が登場する。

 メジャー移籍は来オフ以降となるが、3月に開幕する「ワールド・ベースボール・クラシック」に参加することから異例の選出となっている。

 寸評では「日本プロ野球における二刀流のセンセーションの名前を皆さんすでにご存知かもしれない。だが、彼のプレーを1試合通じて見たことのある人はこの記事を読んでいる人の中でも少ないだろう。22歳はWBCで日本を牽引するので、それも3月に変わるだろう」とレポートしている。アメリカの野球ファンにとって、WBCは大谷のプレーをハイライト動画以外で実際に目にするレアな機会になるという。

 さらに「日本はこのトーナメントで上位進出に慣れている。2006年、2009年大会は優勝し、2013年には準決勝でプエルトリコに負けている。ロースターの中核は21歳で102マイル(約164キロ)の速球を投げる外野手だ」とし、記事では侍ジャパンの投打の大黒柱が大谷になると分析している。

 大谷の投打に圧倒的なデータも紹介。昨季、打者として382打席で打率.322、出塁率.416、長打率.588で、22本塁打、投手としては140イニングで防御率1.86、174三振という記録を残したと伝えている。大谷はWBCでの必見の選手としてアメリカでも活躍が期待されているようだ。