サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~Question斜めに走り出したジェコはこのあとどうした? 今季、ボローニャ…
サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~
Question
斜めに走り出したジェコはこのあとどうした?
今季、ボローニャの冨安健洋はセリエA全試合にフル出場と指揮官からの信頼は厚く、昨季の右サイドバックからセンターバックへポジションを移し、まさに守備の要として最終ラインで存在感を発揮している。
しかし、直近の試合ではセリエAの並みいるストライカーに苦戦を強いられている。第10節インテル戦では、ベルギー代表のロメル・ルカクのフィジカルに圧倒され、先制点を許した。試合も1-3と力の差を見せつけられた。
そして第11節ローマ戦。ボローニャは開始早々5分にオウンゴールによって先制を許すと、そこから立てつづけに失点した。前線のタレントが躍動したローマに歯が立たず、そのまま1-5の大敗となった。
なかでも、前半10分のローマのゴールは見事だった。ロレンツォ・ペッレグリーニが前線から中盤のスペースへ下りてパスを受け、反転する。

ジェコが冨安の前を横切り、斜め前へランニング。このあとどう動いたか
次の瞬間、前線のエディン・ジェコが斜めに走り出したのだが、この状況をどう打開しただろうか?
Answer
前に食いついた冨安の裏のスペースへ回り込んだ
このシーンで最初にポイントとなるのが、ペッレグリーニが相手ボランチ横のスペースに下りた時、冨安は目の前にジェコがいたためにその場に釘付けにされ、寄せたくても寄せられなかったことである。それによってペッレグリーニは簡単に反転して前を向き、ゴールに向かったプレーができた。

ジェコは冨安の裏へ回り込んでスルーパスを受けた。遅れて飛び込んできたダニーロをかわして、ゴール
次にポイントになったのがジェコの動きだ。冨安の前を横切るように動き出したジェコはダニーロ・ラランゲイラのほうへ向かっていた。それを見た冨安はジェコのマークをラランゲイラに受け渡し、前に出てペッレグリーニへ寄せに行った。
しかし、次の瞬間である。ラランゲイラに向かって走っていたジェコが方向を変えて、冨安が飛び出した裏のスペースへ走り込んだ。それを見たペッレグリーニは、すかさずスルーパス。冨安はジェコの巧みな動きによって、見事に釣り出されたのだ。
裏へ抜け出したジェコは、遅れてついてくるダニーロの逆を取るように切り返し、すぐに左足を振り抜いてフィニッシュ。
冨安があそこで飛び出さなければ、ペッレグリーニを危険なエリアでフリーにしてしまうだけに、難しい判断を迫られた。ジェコの巧みな駆け引きによって、冨安が見事にほん弄されたシーンとなった。