WBC世界バンタム級暫定王座決定戦 ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦が19日(日本時間20日)、米コネチカット州で行われ、前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)がWBA同級1位レイマート・ガバリョ(フィリピン)…

WBC世界バンタム級暫定王座決定戦

 ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦が19日(日本時間20日)、米コネチカット州で行われ、前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)がWBA同級1位レイマート・ガバリョ(フィリピン)に1-2で判定負け(113-115、118-110、112-116)した。昨年5月にWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に敗れて以来、1年7か月ぶりの再起戦。相次ぐ試合中止の悲運を乗り越えた末に世界王座返り咲きに失敗したが、自身のツイッターで再起を宣言した。28歳のロドリゲスは19勝(12KO)2敗、24歳のガバリョは24勝(20KO)。

 試合は終始強打を振り回すガバリョに対し、ロドリゲスがカウンターを当てる展開だった。4回には飛び込んできた相手に右カウンターが炸裂。ガバリョはよろけたが、ダウンにはならなかった。その後も冷静に試合を進めた。

 ネット上の海外ファンなどから判定に不満の声が上がる中、試合から約1時間10分後にロドリゲスは自身のツイッターを更新。海外メディアや識者のアカウントを引用しながら「自分の夢を叶えるまで前進あるのみ。世界王者のプエルトリコ人、アマンダ・セラノ、ウィルフレッド・“ビンビート”・メンデス、また会おう!」と再起を宣言した。

 ロドリゲスは昨年5月に井上に敗れて以降、同11月に対戦予定だった前WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量で体重超過を犯すなど、2度の試合中止を経験。コロナ禍で興行が開催できない日々が続き、悲運を味わっていた。(THE ANSWER編集部)