明治安田生命J1リーグ最終節、名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島が19日に豊田スタジアムで行われ、1-0で名古屋が勝…
明治安田生命J1リーグ最終節、名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島が19日に豊田スタジアムで行われ、1-0で名古屋が勝利した。
新型コロナウイルスの影響で紆余曲折あった2020年のJ1もいよいよ最終節。川崎フロンターレの最速V、G大阪の2位が確定した中、3位の名古屋(勝ち点60)は来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の予選出場権をかけた、4位セレッソ大阪(勝ち点59)、5位鹿島アントラーズ(勝ち点58)との三つ巴の争いが最後までもつれることになった。他会場でその2チームが激突するため、そちらが引き分けなら名古屋の3位が確定するが、もちろん狙うは勝利のみ。
一方、8位の広島は勝っても順位が上がることはないが、負ければ10位まで落ちる可能性がある。ホーム最終戦となった前節は柏レイソルに0-1で敗れており、ここ2試合は優勢に事を運びながらも惜敗する悔しい内容が続いている。今節はその柏戦での退席処分により城福監督はベンチ入りできないが、最後に勝って吉報を届けたい。
まずチャンスを迎えたのはホームの名古屋。6分、左CKでニアの丸山が頭で逸らしたところを中谷がヘディングシュート。全試合フル出場がかかったセンターバックの2人がゴールに迫る。15分には自陣から速攻を展開し、持ち上がった相馬がボックス手前中央からシュートへ。これで得たCKでは、相手GKに弾かれたセカンドボールをオ・ジェソクがシュートにつなげるが、DFのブロックに遭った。
リーグ最少失点を誇る名古屋相手になかなか攻撃の糸口を見つけられないでいた広島だったが32分に決定機を迎える。浅野の仕掛けから得た左CKで森島がクロスを上げると、相手に競り勝った荒木がヘディングシュート。しかし、GKランゲラックのも届かなかった若干山なりのシュートはクロスバーに嫌われた。
丸山と中谷同様、今季の全試合フル出場がかかるGKランゲラック。39分に許した川辺のゴール左下を突いた強烈なミドルシュートを見事な横っ飛びでセーブする。
0-0のまま前半のアディショナルタイムに突入。広島は右サイドを突破した茶島のクロスから、ボックス左でボールを持った東がシュートを放つが、惜しくも枠の上へ。試合はゴールレスで折り返した。
名古屋にとって運命の後半戦、立ち上がりから互いにチャンスが訪れる。まずは47分の名古屋。相馬が左サイドからボックス手前にマイナスに出したパスを、古巣戦の稲垣がダイレクトでミドルシュート。右足アウトサイドで上手く抑えた強烈なシュートだったが、クロスバーに直撃してしまう。
広島はそのセカンドボールを拾い素早くカウンターに移行。左サイドの深い位置でボールを持ったドウグラス・ヴィエイラが一人で2人のDFをかわしてボックスへ侵入したが、シュートは相手のチェックもあり枠に飛ばせなかった。
その後、名古屋が阿部に代えて前田を投入する中、広島は相手と競り合った際に背中から落下した佐々木が続行不可能となり、野上をスクランブル起用。佐々木はドクターに肩を支えられながらピッチを後にした。
名古屋はその前田がチャンスメイク。61分、ボックス左で相手を背負いながら前を向いた前田の折り返しを山崎がシュート。これがチーム初の枠内シュートだったが、GK林の正面に飛ばしてしまい、惜しくもゴールならず。
70分を経過し、ここまで支配率は50:50、シュート数も枠内シュートもそれぞれ11本と1本で全く同じという拮抗した内容に。そんな均衡が破れたのは86分のことだった。
名古屋が広島を押し込む中で、ボックス手前でパスを受けた吉田がボックス中央の山崎へパスを送る。山崎は相手を背負いながらマイナスへ落とすと、走り込んだ前田がボックス手前左から強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺し、待望の先制点を奪った。
そしてこのゴールが決勝点となり、勝利した名古屋の3位が確定。来季のACLプレーオフ出場権を獲得した。敗れた広島は3連敗となったものの、他会場の結果により8位キープで今季を終えた。
名古屋グランパス 1-0 サンフレッチェ広島
【名古屋】
前田直輝(後41)