81年のジュニア五輪で相手を瞬殺、当時の貴重映像に反響続々 ボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏(米国)は先月、54歳でのリング復帰が大きな注目を浴びたが、米メディアが今度は15歳当時の姿に脚光を浴びせている。1981年のジュ…

81年のジュニア五輪で相手を瞬殺、当時の貴重映像に反響続々

 ボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏(米国)は先月、54歳でのリング復帰が大きな注目を浴びたが、米メディアが今度は15歳当時の姿に脚光を浴びせている。1981年のジュニア五輪での圧巻の8秒KOシーンを復刻。あまりのスピードに「冗談だよな?」「わずか15歳とかありえん」などと驚きが広がっている。

 18歳でデビューする4年前。貴重な映像だ。ヘッドギアを着けたタイソン。体は細い。そして実に素早い。ゴングが鳴るや相手に襲い掛かっていく。ウィービングでパンチをかわし、左右の連打を叩き込んでいく。右フックを当て、左を返そうとしたところで相手は崩れ落ちキャンバスに大の字に。レフェリーが大きく手を交差させ、試合をストップした。

 わずか8秒。ヘッドギアのあるアマチュアの試合では驚愕の瞬殺劇だ。1981年、ノースカロライナ州で行われたジュニア五輪でのワンシーンだ。当時タイソンはまだ15歳。米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」は公式SNSに「若きマイク・タイソンのジュニア五輪での試合は、決して長いものにならなかった」と添えて公開。米ファンを驚かせている。

「わずか15歳とかありえん」
「15?」
「WOW」
「クレイジー…」
「一目で彼の強さが分かる」
「間違いなくボクサー歴代トップ10に入る」
「15? じゅう…ご????? 冗談だよな?」
「15歳にしてすでにキラーだよ」
「15歳って言った?それはない」

 などとタイソンの年齢に驚く声が多数だった。85年にプロデビューするや瞬く間に頂点に駆け上がったタイソン。原点とも言える映像は、後の活躍を容易に想像させるものだった。(THE ANSWER編集部)