38歳が1年2か月ぶりリングで健在証明 ボクシングのIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は18日(日本時間19日)、同級3位の指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKOで破り、初防衛に成功した。ゴロフ…

38歳が1年2か月ぶりリングで健在証明

 ボクシングのIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は18日(日本時間19日)、同級3位の指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKOで破り、初防衛に成功した。ゴロフキンはミドル級で通算21度目のタイトル防衛を達成。バーナード・ホプキンス(米国)を上回る歴代最多となった。ゴロフキンの41勝(36KO)1敗1分け。初黒星のシェルメタは21勝(5KO)1敗。

 38歳のゴロフキンが昨年10月のセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)とのIBF&IBO王座決定戦以来、1年2か月ぶりのリングで指名挑戦者を撃破した。

 当初は6月に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期となった一戦。ゴロフキンはブランクを感じず、初回からキレキレだった。終了間際に相手の左をかいくぐって、左フックを直撃させいきなりダウンを奪う展開。2回にも2度目のダウンを奪うなど、序盤から一方的な展開となった。

 4回にも左で倒したゴロフキン。シェルメタも粘るが、7回には左のショートで4度目のダウン。このラウンド終了後にシェルメタが棄権。ゴロフキンが初防衛に成功した。

 下馬評通りの完勝で健在ぶりを証明したゴロフキン。戦前からカネロこと世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)との3度目の対戦が取り沙汰されていたが、この勝利で実現へ向け前進することになりそうだ。(THE ANSWER編集部)