ゴロフキン前座でゴンゴラが逆転KO勝ち ボクシングのIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は18日(日本時間19日)、同級3位の指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)とのタイトルマッチに臨む。アンダーカードでも激闘…

ゴロフキン前座でゴンゴラが逆転KO勝ち

 ボクシングのIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は18日(日本時間19日)、同級3位の指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)とのタイトルマッチに臨む。アンダーカードでも激闘が演じられた。カルロス・ゴンゴラ(エクアドル)が、アリ・アフメドフ(カザフスタン)とのIBO世界スーパーミドル級王座決定戦で12回KO。顎を打ち抜くアッパーで相手を大の字にする鮮やかなKO勝ちを飾った。実際の映像を米スポーツチャンネル「DAZN」のボクシング専門ツイッターが公開している。

 壮絶な打撃戦を制したのは、31歳の南米ファイターだった。最終12ラウンド、リングの中央で足を止めて打ち合う両者。黒のトランクスのゴンゴラが左右のフックを振るう。そしてわずかな隙を見逃さなかった。下からの左アッパーを、ガードの間に滑り込ませるように打ち抜くと、顎を完璧に捉えた。

 アフメドフは崩れ落ち、キャンバスに大の字に。立ち上がろうとするが足がいうことをきかない。レフェリーが続行不可能と判断。鮮やかなKO勝ちだった。壮絶な打撃戦を展開していた両者だが、11回までの採点ではアフメドフがリードしていた。ゴンゴラが劣勢を跳ね返しての見事な逆転勝ちだ。

 DAZNは「ゴンゴラがアフメドフを12回にダウンさせ、勝利した!」と添えてKOシーンを公開。これに米ファンからは「なんという結末だ」「今まで見てきた中で最高の試合だった」「美しいアッパーカット」「素晴らしい戦いだった」「今年1番の試合ではないか?」「最高の試合で最高の結末」「ゲームのキャラクターのようなパンチ」などと反響が集まっている。

 DAZNのボクシング専門ツイッターによると、2人合わせて1523発のパンチを出したという打撃戦。事前の予想ではゴロフキンの同胞アフメドフ有利と見られていた一戦で番狂わせを起こしたゴンゴラは、これでデビューからの連勝を19(14KO)に伸ばした。(THE ANSWER編集部)