WTA(女子プロテニス協会)のロゴなどの刷新に続いて、ATP(男子プロテ…

WTA(女子プロテニス協会)のロゴなどの刷新に続いて、ATP(男子プロテニス協会)も大規模なブランドイメージの転換に踏み切った。テニス特有の絶え間ない動きを表現することを狙って、「これがテニスだ(This is Tennis)」と銘打った新たなマーケティングキャンペーンを打ち出したのだ。米テニスメディアBaselineが報じている。【動画】錦織がジョコビッチから奪った「最高にクール」なポイント!

「これは汗、これは痛み、精確さ、パワー、完璧さ…」というナレーションと共に、新しいキャンペーン動画は始まる。動画ではその後も、テニスを的確に表現する言葉が連ねられていく。ナレーションの声の調子や、多くの大会の開催地を見せる構成に表れているように、このキャンペーンはテニスの文化的な意義を力強く打ち出し、若い世代にも訴求している。

ATPのマーケティング及びビジネス開発担当専務であるダン・ジンジャー氏は、テニスが単なるスポーツ以上のものであるということを視覚的に伝えたかったと述べた。

「テニスをスポーツ以上の存在として見せるのが、我々の狙いです。たしかに、テニス界では世界のトップ選手たちが毎日毎日大会で競い合っています。しかしテニスには、それだけにとどまらないたくさんの要素があります。例えば立ち直る力、献身、情熱、精神。テニスは常に動き続けるライフスタイルであり、唯一無二のエンターテイメントなのです」

ATPはこのメッセージを深く掘り下げ、世界中のファンに向けて発信するために、実績のあるロンドンの代理店MATTAに協力を仰いだ。MATTAは、これまでにもATPの「すべてを愛せ(Love it All)」キャンペーンを手掛けているほか、クリケットやラグビーなどスポーツ関連の実績が豊富で、イングランドサッカー協会や、米スポーツ専門局ESPNなども彼らのクライアントだ。

ブランド・戦略担当専務理事のマット・ハント氏は、「シンプルで控えめながらも自信に満ちた“これがテニスだ”というキャッチコピーがひとたび決まった後は、スポーツらしい一方で感情に満ちた素晴らしい写真との組み合わせのおかげで、すべてがうまくまとまりました」と語る。

このキャンペーンは、ATPのすべてのデジタルプラットフォームで使用されるほか、シーズンを通して各大会のプロモーションにも使われる。さらに伝統的な広告媒体でも同キャンペーンを展開することで、一貫した視覚的および感覚的イメージを作り上げるのが目標だ。

この新たなマーケティング施策は、ATPのInstagramページなどで見られる。ATPのウェブサイトに掲載されている動画には、錦織圭(日本/日清食品)や西岡良仁(日本/ミキハウス)も登場。

また錦織や、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)などトップ選手らには、それぞれのハイライトシーンに「THIS IS TENNIS」の言葉をつけた動画があり、各々のSNSに投稿してキャンペーンを盛り上げている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織圭(左)と西岡良仁(右)

(Getty Images)