明治安田生命J1リーグ第33節、川崎フロンターレvs浦和レッズが16日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎が3-1で…
明治安田生命J1リーグ第33節、川崎フロンターレvs浦和レッズが16日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎が3-1で勝利した。
優勝が決定した後は、2戦連続でドローとなっている川崎。ホーム最終戦となる今節は、田中碧、旗手に代えて中村憲剛、登里を起用。システムは前節から変わらず[4-3-3]の採用となった。今シーズン限りでの引退を発表している中村憲剛にとって、これが等々力競技場でのラストマッチとなっている。
一方、前節の湘南ベルマーレ戦を1-1のドローで終え、3試合勝ちがない状況となっている浦和。今節は湘南戦から5人のメンバーを入れ替えており、阿部が今季のリーグ戦初スタメンとなったほか、高卒ルーキーの武田がリーグ戦スタメンデビューを飾った。システムは今季の基本システムである[4-4-2]から、武田をトップ下に据えた [4-2-3-1]に変更している。
立ち上がり、ペースを掴んだのは王者川崎。5分、巧みなタッチで左サイドを突破した三苫のクロスに脇坂が合わせるが、シュートは大きく枠外に。その後も川崎が押し込む展開が続いたが、10分にボックス内に走り込んできた岩武をチョン・ソンリョンが倒すと、これがPKの判定となる。キッカーを務めた興梠が落ち着いて決め、浦和が先制した。興梠はこれで9年連続2桁ゴールを達成している。
試合を支配しながらリードを許した川崎だが、その後もボールを握り続けチャンスをうかがっていく。18分には丁寧な崩しから決定機を迎えたが、三苫のシュートは阿部が頭で防ぎ、得点には至らず。その後も三苫のドリブルを起点にゴールをこじ開けようとする川崎だが、浦和の粘り強い守りを崩せない時間帯が続く。
31分には川崎のCKにジェジエウが頭で合わせるが、これはクロスバーを直撃。ジェジエウは42分にもCKから決定的なヘディングシュートを放ったが、今度は岩武に防がれた。猛攻を仕掛ける川崎は43分、三苫のシュートを西川がキャッチできず絶好のこぼれ球となったが、小林悠が押し込み切れない。結局川崎は圧倒的に支配し、14本のシュートを放ちながらゴールを奪えず、浦和はPKによるシュート1本のみでリードを守り切った前半になった。
しかし後半、ようやく川崎の攻撃が実を結ぶことに。53分、左サイドの三苫からパスを受けた守田が、プレッシャーが緩いと見るや強烈なミドルシュートを突き刺し、同点に追いつく。勢いづいた川崎は59分、丁寧な崩しから右サイドを駆け上がった山根がクロスを上げると、フリーとなっていた三苫が頭で合わせ逆転に成功。三苫はこれでシーズン13ゴール目となり、渡邉千真、武藤嘉紀と並ぶリーグ新人得点記録タイとなった。
前半の鬱憤を晴らすかのようにゴールを決め続ける川崎は、61分に右サイドでボールを受けた中村憲剛がノールック気味にクロスを放つと、これに反応した小林悠が滑り込むながらシュートを放ち、3点目を記録する。瞬く間に3失点を喫した浦和は、エヴェルトンや山中、杉本を投入し、攻撃の意識を高めようとするが、バイタルエリアにすら近づけず徐々に足も止まり始めていく。
3点目が入ってからは無理に攻め込まず、試合を締め括りに入った川崎に対して、浦和はチャンスを作れないまま時間は流れていき、そのままタイムアップ。この結果、川崎は今シーズン25勝目を挙げリーグ年間最多勝利数を更新しただけでなく、今季通算85ゴールを決めたことで、リーグ史上最多得点記録も達成。中村憲剛の等々力ラストマッチに相応しい、完璧な試合となった。
川崎フロンターレ 3-1 浦和レッズ
【川崎F】
守田英正(後8)
三笘薫(後14)
小林悠(後16)
【浦和】
興梠慎三(前11)【PK】