背中の痛みなどのためロシア選手権は欠場 フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)。母国メディアでは23日に開幕するロシア選手権を背中の痛みなどのため欠場すると報じられていたが、そのエキシビションで“復帰…

背中の痛みなどのためロシア選手権は欠場

 フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)。母国メディアでは23日に開幕するロシア選手権を背中の痛みなどのため欠場すると報じられていたが、そのエキシビションで“復帰”することを目指しているようだ。複数の現地メディアが報じている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今季は拠点をカナダからロシアに戻したメドベージェワ。自身の新型コロナ感染や背中の痛みが続いたこともあり、復帰が期待されていたロシア選手権のエントリーも取りやめることになったと現地メディアに伝えられていた。

 欧州選手権、世界選手権への出場が困難な状況となり、事実上の今季終了と報じられていたメドベージェワだが、ロシア選手権のエキシビションで“復帰”するつもりのようだ。地元メディア「sports.ru」は「メドベージェワがチェリャビンスクで行われるロシア選手権のエキシビションで演技する」との見出しで記事を掲載。本人が国営放送で語った内容を伝えている。

 記事によると、新年のアイスショーにも出演するつもりだというメドベージェワは「これは、かなりつらい病気から自分を引きずり出すための私のモチベーションです。私はロシア選手権のエキシビションに出ます、私はせめてジャンプをひとつでも跳べるように頑張ります」などと意気込んでいる。

母国金メダリストは期待「準備できているものを見せるでしょう」

 背中の痛みにより練習を1か月以上休んだとも伝えられていたメドベージェワ。エキシビションに備える時間や体調が十分とは言えないようだが、「もしかしたら、何か新しいものを準備するかもしれません」とも語っている。

 ロシアメディア「championat.com」は、1988年カルガリー五輪のアイスダンスで金メダルを獲得したナタリア・ベステミアノワ氏のコメントを紹介。21歳の決断については「ジェーニャの演技は彼女のファンにとってうれしいボーナスです。彼女は単純にファンたちを喜ばせたくなったのです」と話したという。

 異例の形となるが、ベステミアノワ氏は「メドベージェワは今、彼女が準備できているものを見せるでしょう。そして私たちはジェーニャがすべてを最大限にやることを知っています」と久々の演技に期待しているようだ。(THE ANSWER編集部)