14日(月)に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の組み合わせ抽選会の結果により、FCバルセロナはパリ…

14日(月)に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の組み合わせ抽選会の結果により、FCバルセロナはパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦することが決定した。
近年、双方のクラブはグループステージや決勝ラウンドで対戦しており、今回で11回目の対戦となる。最後に対戦したのは4シーズン前であり、2016/2017シーズンに今回と同じくラウンド16で対戦。この一戦は今も“カンプ・ノウの奇跡”として語り継がれている。
またここまでの対戦成績は、PSGが3勝、バルサが4勝、引き分けが3つとなっており、両クラブの戦力は拮抗している。
■カンプ・ノウの奇跡
世界のサッカーファンに衝撃を与えた試合でもあった16/17シーズンのバルサ対PSGの一戦。2017年2月14日にパルク・デ・プランスで行われた1stレグではウナイ・エメリ監督率いるPSGが4-0で圧勝。ユリアン・ドラクスラー、エディンソン・カバーニがそれぞれ1得点を奪い、アンヘル・ディ・マリアは2得点を奪った。バルサは成す術がなく、枠内シュートもわずか一本。PSGの圧倒的な攻撃の前に抵抗することが出来なかった。
【1stレグの当時の両チームのメンバー】
<パリ・サンジェルマン(PSG)>
■GK
ケヴィン・トラップ
■DF
トーマス・ムニエ
マルキーニョス
プレスネル・キンペンベ
ライヴィン・クルザワ
■MF
アドリアン・ラビオ
マルコ・ヴェラッティ
ブレイズ・マテュイディ
■FW
アンヘル・ディ・マリア
エディンソン・カバーニ
ユリアン・ドラクスラー
<FCバルセロナ>
■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
■DF
ジョルディ・アルバ
ジェラール・ピケ
サミュエル・ユムティティ
セルジ・ロベルト
■MF
セルヒオ・ブスケツ
アンドレス・イニエスタ
アンドレ・ゴメス
■FW
ネイマール
ルイス・スアレス
レオ・メッシ
1stレグで圧勝したPSGの勝ち抜けを誰もが確信しただろうが、2017年3月8日に行われた2ndレグでは“ドラマ”が待っていた。この試合で最低でも4得点が必要なバルサは試合開始から攻勢を強めた。3分、40分、50分とゴールを順調に決め、3-0とPSGの背中を掴んでいた。しかし、それを打ち砕く62分のカバーニのゴールで3-1とされ、勝負が決したように見えた。
だが、これからが“奇跡”の始まりだった。88分、ネイマールがFKを直接決めると、そこからバルサが猛攻。その3分後の91分にもネイマールが再び得点。これでスコアを5-1とするもアウェイゴールの差でPSGが有利に立っていた。そして、その瞬間はラストプレーとなる95分に訪れる。ネイマールがFKのこぼれ球をエリア内に放り込むと走りこんだセルジ・ロベルトが押し込んで、ゴールネットを揺らした。
この6点目のゴールで2戦合計スコアは6-5。バルサが7分間で3得点を奪い、見事にベスト8進出を成し遂げた。
【2ndレグの両チームのメンバー】
<FCバルセロナ>
■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
■DF
ハビエル・マスチェラーノ
ジェラール・ピケ
サミュエル・ユムティティ
■MF
セルヒオ・ブスケツ
アンドレス・イニエスタ
イヴァン・ラキティッチ
ラフィーニャ
■FW
ネイマール
ルイス・スアレス
レオ・メッシ
<パリ・サンジェルマン(PSG)>
■GK
ケヴィン・トラップ
■DF
トーマス・ムニエ
マルキーニョス
チアゴ・シウバ
ライヴィン・クルザワ
■MF
アドリアン・ラビオ
マルコ・ヴェラッティ
ブレイズ・マテュイディ
■FW
ルーカス・モウラ
エディンソン・カバーニ
ユリアン・ドラクスラー
2020/2021シーズン、この対戦が再び実現したが、“カンプ・ノウの奇跡”の立役者となったネイマールは、相手チームのエースとして立ちはだかることになる。当時、猛威を振るったMSNもルイス・スアレスがアトレティコに移籍したことで、メッシのみとなってしまった。
昨季、バイエルンに8-2の屈辱的大敗を受けたバルサは、リベンジを果たすためにも昨季のファイナリストであるPSGから勝利をもぎ取りたいところだ。
なお、同一戦の1stレグは2021年2月16日、2ndレグは2021年3月10日にキックオフを迎える。(いずれも日本時間5:00キックオフ)