「スポーツ界の名珍場面総集編」―10月の国内復帰戦で自身2度目のエース達成 2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面20…
「スポーツ界の名珍場面総集編」―10月の国内復帰戦で自身2度目のエース達成
2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回は女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が10月に演じたホールインワンだ。6月以来の国内ツアー復帰戦となった初日でエースを達成。本人も驚いたミラクルショットは話題を呼んだ。
無観客の舞台で、渋野が魅せた。10月30日に開幕した樋口久子・三菱電機レディース初日、160ヤードの8番パー3だった。ディーショットはピン手前に落ちると、そのまま転がってカップイン。打った本人も手で口を覆って「おお~っ!!」と驚きの表情。キャディーと肘タッチをかわした。JLPGA公式インスタグラムは満面の笑みでカップからボールを拾い上げる“ホールインワン証拠写真”も投稿した。
渋野のホールインワンは、2018年6月のアースモンダミンカップ初日以来2度目。6月の開幕戦以降は米ツアーに参戦していたが、4か月ぶりに復帰した国内ツアーでいきなり成し遂げた快挙にネットも騒然。「生で見てしまった」「すげぇ!!」「希代のエンターテイナー」「さすが持ってるね」「しぶこすごい!」などの声が上がり、平日の昼間から盛り上がっていた。
ラウンド後、渋野は快挙の瞬間を回顧。無観客試合だったため、渋野にもカップインの音がしっかりと聞こえていたといい、「あの音が聞こえたということは入ったよなと」と振り返った。この大会は結局、予選落ちに終わったものの、久しぶりの国内ツアーで盛り上げた渋野。そして、現在は全米女子オープンに参戦している。
1打差の単独首位で3日目を終え、悪天候による順延となった運命の最終日はまもなく始まる。この時に見せたようなスーパーショットで日本人初の海外メジャー2勝目なるか、深夜の戦いを日本から多くのファンも応援している。(THE ANSWER編集部)