ド迫力KOの3冠ジョシュアを生観戦メイウェザーがベタ褒め「彼のキャリアはバラ色だ」

英ロンドンに駆け付けたメイウェザーが絶賛「彼の技術をリスペクトしている」

　ボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチが12日（日本時間13日）、英ロンドンで行われ、WBA＆WBO＆IBF王者アンソニー・ジョシュア（英国）が挑戦者のIBF1位クブラット・プレフ（ブルガリア）を9回KOで倒し、初防衛を達成した。最後は強烈なワンツーで沈めて決着。圧巻の幕切れをスポーツチャンネル「DAZN」がド迫力の動画付きで速報して拡散し、米記者らから高い評価を受けていたが、観戦したフロイド・メイウェザー氏は「彼のキャリアはバラ色だ」「彼の技術をリスペクトしている」とベタ褒めしている。

　伝説の王者も絶賛する戦いだった。序盤からダウンを奪うなど、試合を優位に進めたジョシュア。フィナーレは9回だ。疲れが見えるプレフに対し、ワンツーを仕掛ける。右ストレートが顔面にクリーンヒット。プレフは無残に仰向けで大の字になって倒れた。なんとか体を起き上げたものの、リングに膝をついたまま、10カウントを聞く。ジョシュアの強さが際立つKO勝ちだった。

　試合後、リングを降りると真っ先に向かったのが客席にいたメイウェザー氏のもと。何やら声をかけられ、抱擁を交わし、祝福を受けていた。わざわざロンドンまで駆け付けた「マネー」。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は地元の英衛星放送「スカイスポーツ」に語ったメイウェザーのコメントを紹介している。

「素晴らしいボクシングを見ることができることはいつも最高さ」と語ったメイウェザー。「英国は最高の場所だ。偉大なファイターがたくさんいる。アンソニー・ジョシュアを誇りに思っている」と地元で輝きを放ったジョシュアを称え、さらに「彼はヘビー級でも指折りの選手だ。五輪ではメダルを取ったし、彼のキャリアはバラ色だ。とんでもないファイターなんだ」と絶賛したという。

　また、実力のみならず人格面も評価。「ボクシングでは何が起きるか分からない。一発で全てを変えてしまう競技だ。彼は最高なんだ。ジェントルマンだし、彼の技術をリスペクトしている」とベタ褒めだった。試合後には2ショットも撮影し、お気に入りぶりを示したメイウェザー。それほどまでに高い評価を受けるジョシュアの飛躍がこれから楽しみだ。（THE ANSWER編集部）