「スポーツ界の名珍場面総集編」―5月、決戦半年前に披露していたボディーが話題に 2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面…

「スポーツ界の名珍場面総集編」―5月、決戦半年前に披露していたボディーが話題に

 2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回はボクシング元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏。先月ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチで15年ぶりのリング復帰を果たしたが、その半年前の5月には仕上がったド迫力ボディーを動画で披露し、注目を集めていた。

 これが53歳(当時)の体とは思えない。己の肉体を誇示するかのように上半身裸のタイソン。大胸筋は逞しく盛り上がる一方で、腹筋はうっすらと割れている。見た目にも、以前のようなぽっこりお腹からの変化は明らかだ。そして、高速シャドーでラッシュを繰り出すと、満面の笑み。自身も大いに手応えを感じている様子だ。

 中国版ツイッター「ウェイボー」への投稿に注目した英紙「デイリー・メール」は「マイク・タイソン、リング復帰宣言後の仕上がった体を披露。動画でパンチする様子を投稿するなど、ビーガン食を信頼」の見出しで報じていた。

「マイク・タイソンが新たな姿を披露した。自宅の裏庭で撮影し、中国のSNSサービスのウェイボーに投稿された動画には、タイソンが上半身裸でシャドーボクシングをする姿が収められている」

“ニュー・タイソン”の裏に新たな食生活

 記事では“ニュー・タイソン”の新たな姿に注目するとともに、今回の体作りは完全菜食ともいえるビーガン食を取り入れたことを伝えていた。

 これに関して2013年の発言も紹介。「試合に向けてトレーニングをしている時には、肉、チーズ、パンをたくさん食べたよ。豚肉以外、あらゆるものをむさぼり食ったね。昔は、よく食べていたんだ。ただ、年を重ねるにつれて、そういう食べ方を好まなくなった。関節炎の問題を抱えるなど、病的に太りすぎていたんだ」と話していたという。

 肉を断ち、完全菜食主義となった裏にはタイソンの妻からのアドバイスもあったようだ。50歳を超えて心身共に生まれ変わったかつての最強王者。ジョーンズJr.戦では8ラウンド(2分)を戦い抜き、結果はドローだったが、最後まで攻勢の手を緩めることなかった。

 次戦候補には様々な名前が浮上しており、2021年もリングで暴れる姿が期待できそうだ。(THE ANSWER編集部)