サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにするこ…

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがバルセロナで決めたハットトリックだ。

13歳でバルセロナの下部組織に入団したメッシは、2005年にファーストチームデビューを飾ると、天才的なパフォーマンスを続け、チームの象徴へと成長。世界屈指の人気と実力を誇るバルセロナの顔として活躍を続けている。

これまでも数々の記録を打ち立ててきたメッシだが、2012年5月2日に行われたラ・リーガ第20節(延期分)のマラガ戦では、ヨーロッパでの1シーズンでの最多得点記録を塗り替えるハットトリックを決めている。

このシーズン絶好調だったメッシは、この時点で公式戦合計65ゴールをマークしており、“爆撃機”の異名を取った元ドイツ代表FWゲルト・ミュラー氏が持つ、欧州リーグの1シーズンでの最多得点記録67ゴールの更新に期待がかかっていた。

すると、まずは1-1で迎えた34分、ボックスギリギリ内側でMFアンドレス・イニエスタがファールを受け、バルセロナがPKを獲得すると、メッシがこのPKをしっかりと決め、1点目を挙げる。

続く58分、ボックス内で今度はメッシが倒され、自らPKを獲得すると、2つ目のPKもしっかりと決め、あっさりとミュラー氏の67ゴールの記録に並ぶ。

そして迎えた63分、イニエスタからのスルーパスに抜け出したメッシが、飛び出してきたGKをフリックで華麗にかわすと、3ゴール目を決め、ハットトリックを達成。ミュラー氏の記録に並んだその試合で、一気に記録を更新している。

メッシのハットトリックの活躍もあり、試合はバルセロナが4-1で勝利。メッシは、最終的にシーズン73ゴールを記録している。