19日のロドリゲス戦へ「ワクワクしている」 ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、19日に米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。昨年11月にWBA…

19日のロドリゲス戦へ「ワクワクしている」

 ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、19日に米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。昨年11月にWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に敗れて以来の再起戦となるドネアは「楽しませるような戦いをしたい」と誓っている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が伝えている。

 38歳ドネアの闘志は衰えを知らない。再起戦まで10日、ノルディ・ウーバーリ(フランス)の新型コロナ感染の影響で、ロドリゲス戦はWBC同級王座決定戦となった。

 巡ってきた王座返り咲きの絶好の機会。1年1か月ぶりの再起戦へ、ドネアは「リングに戻るための準備はまるでジェットコースターのようだった。私はウーバーリの早い回復を願っているし、ロドリゲスと対戦できることに対してワクワクしている。人々を楽しませるような戦いをしたい」と意気込んでいる。

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝では井上に判定負けこそ喫したが、確かなダメージも与えた。ドネアにとっては自信を取り戻す収穫の大きな一戦だった。

「最後の戦いでは、全員が私の敗北を予想していた。しかし私のハートとまだ最強の相手と戦えるという意志の強さを見せつけたと思う。私はトレーニングを続けていて体を仕上げている。パワーと反射神経はまだ健在だ。早く12月19日にリング上で私の力を披露したくて仕方がない」

“フィリピンの閃光”と呼ばれた男も、キャリア晩年を迎えていることは確かだ。だが、再びベルトを巻き、トップ戦線への返り咲きを狙っている。(THE ANSWER編集部)