気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2016年12月27日付●雑誌が書籍下回る、201…
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2016年12月27日付
●雑誌が書籍下回る、2016年販売額、コミック誌も低迷(読売・2面)
●違法残業の社名公表拡大、過労死防止へ緊急対策(朝日・1面)
●新産業革命、自動運転業界超えた競争(朝日・1面)
●ホンダ四輪生産、累計1億台突破(朝日・6面)
●デンソー自動運転IT大手と提携着々、NECとはAI開発(産経・11面)
●高速道路渋滞ピークは2日夕、NEXCO、年末年始予想(産経・19面)
●日本最大の物流施設、シンガポール系、1300億円投資、相模原(日経・1面)
●東芝、特損1000億円規模、今期、米原発の資産価値減(日経・1面)
●ヤフー、新車ネット販売、コスモと連携、給油所で保守、国内全車種取り扱いへ(日経・11面)
●免許変わる春、新規の「普通」は対象狭く(日経・35面)
ひとくちコメント
通販サイトを運営するヤフーが、インターネット上で新車の販売に乗り出すという。きょうの日経が報じているが、石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングスと提携して、コスモが納車を受け持つほか、全国に約3100カ所ある系列給油所を活用して給油値引きや保守点検サービスも提供するそうだ。
記事によると、電子商取引(EC)を拡大したいヤフーと、給油所の有効活用を模索するコスモの利害が一致してインターネット上での新車販売を開始することになったという。
ヤフーは、通販サイト「ヤフー!ショッピング」内に新車販売の専用サイトを新設。当初の取り扱い車種は、トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、ホンダの計8車種に限定されるが、2017年春までには、国内の車メーカーの全車種に拡大するための体制を整える計画のようだ。
ただ、17年度の新車販売目標は300台程度と少ないが、ヤフーでは車両本体価格を5~15%程度値引きするプランを用意するほか、ローンでの購入も可能だと、日経は伝えている。
家電製品やブランド品などのように、新車もショールームのある販売店などで実車を確認後、価格が安いネット通販で購入する消費者も増える可能性もある。
ヤフーの新車販売参入で、長い間、日本の自動車メーカーが維持してきた系列ディーラーによる販売体制や希望価格にも何らかの風穴を開けることにもなりかねない。