<卓球 2020-2021シーズンヨーロッパチャンピオンズリーグ女子 12月3日~12月8日>オーストリア・リンツで開催された2020-2021シーズン女子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は8日、決勝戦を終えた。ベルリン・イーストサ…

<卓球 2020-2021シーズンヨーロッパチャンピオンズリーグ女子 12月3日~12月8日>

オーストリア・リンツで開催された2020-2021シーズン女子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は8日、決勝戦を終えた。ベルリン・イーストサイド(ドイツ)とリンツ・フロシュベルク(オーストリア)の強豪同士の試合は、ベルリン・イーストサイドに軍配が上がった。ベルリン・イーストサイドは通算5度目の栄冠となった。

ヨーロッパ女子の実力者たちが試合に臨んだ

ベルリン・イーストサイドは、シャン・シャオナ(最新世界ランキング43位・ドイツ)、ニーナ・ミッテルハム(同39位・ドイツ)、ブリット・エーラント(同27位・オランダ)の3選手、リンツ・フロシュベルグは、マルガリタ・ペソツカ(同32位・ウクライナ)、ソフィア・ポルカノバ(同16位・オーストリア)、ベルナデッタ・スッチ(同26位・ルーマニア)、リュウ・ジャ(同105位・オーストリア)の4選手で試合に臨んだ。




写真:シャン・シャオナ(ドイツ)/提供:ittfworld

強豪同士の対決は熱戦に

1番では、ベルリン・イーストサイドのシャン・シャオナがフルゲームでペソツカを下した。シャン・シャオナは、Tリーグ・日本ペイントマレッツで今季からプレーするペン表で、ECL決勝でも1番シングルスで貴重な勝ち星を掴んだ。




写真:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/提供:ittfworld

2番では、ミッテルハムがポルカノバに完敗するも、3番に登場したエーラントがスッチを破り、ベルリン・イーストサイドがマッチカウント2-1とリードする。4番では世界ランク105位のリュウ・ジャと同43位のシャン・シャオナの対決。意外にもリュウ・ジャが3ゲーム合計10点しか奪わせない圧巻のプレーを見せ、勝負の行方は5番のペソツカとミッテルハムに託された。




写真:リュウ・ジャ(オーストリア)/提供:ittfworld

最後はミッテルハムがフルゲームの激戦を制し、ベルリン・イーストサイドが通算5度目のECL優勝を決めた。

試合後、ベルリン・イーストサイドのイリーナ・パリナコーチは「何が起こったのか信じられない」とコメント。「第5試合でのニーナ(ミッテルハム)の勝利が一番のサプライズでした。私はニーナにリスクを取るように言った。彼女には失うものは何もなかった。驚くべき勝利だった」とラストで勝利したミッテルハムを褒め称えた。

今回のECLは、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、大会終了まで出場選手と関係者だけの隔離空間で運営する大会システム「バブルシステム」が導入された。男子はドイツ・デュッセルドルフでの1都市集中開催で12月11~18日の日程での開催が予定されている。

ヨーロッパチャンピオンズリーグ女子決勝

リンツ・フロシュベルグ(オーストリア)2-3 ベルリン・イーストサイド(ドイツ)

マルガリタ・ペソツカ 2-3 〇シャン・シャオナ
〇ソフィア・ポルカノバ 3-0 ニーナ・ミッテルハム
ベルナデッタ・スッチ 0-3 〇ブリット・エーラント
〇リュウ・ジャ 3-0 シャン・シャオナ
マルガリタ・ペソツカ 2-3 〇ニーナ・ミッテルハム

ヨーロッパチャンピオンズリーグ女子最終順位

1位 ベルリン・イーストサイド(ドイツ)
2位 リンツ・フロシュベルグ(オーストリア)
3位 メス(フランス)、セントクエンティン(フランス)

文:ラリーズ編集部