サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラス…

サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回はダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーがDCユナイテッド時代に決めたアシストだ。

マンチェスター・ユナイテッドやエバートンでの活躍を経て、2018年夏にアメリカ、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のDCユナイテッドに加入したルーニー。ベテランの域に入りながらも、色あせないクオリティをアメリカでも見せた。

ダイナミックで闘志あふれるプレーが持ち味のルーニーだが、2018年8月13日に行われたMLS第24節のオーランド・シティ戦では、MLS史に残る超絶プレーを見せている。

2-2の同点で迎えた96分、DCユナイテッドが左コーナーキックのチャンスを得ると、ラストプレーということもあり、GKも相手ボックス内に向かい、最後の攻勢をかける。

しかし、クロスが相手にクリアされると、クリアボールを相手が拾い、無人のDCユナイテッド陣内でドリブルを開始。絶体絶命かと思いきや、ルーニーが猛ダッシュでただ1人ボールを追い、迷いのないスライディングタックルでクリーンにボールを奪取する。

すぐさま起き上がり、ドリブルでボールを相手陣内まで運ぶと、正確なロングパスをボックス内に送る。このクロスをFWルチアーノ・アコスタがファーポストで頭で合わせ、土壇場で劇的な勝ち越しゴールを決めてみせた。

試合は、絶体絶命のピンチをたった一人で打開して見せた、ルーニーの超人的プレーで3-2としたDCユナイテッドが劇的な勝利を掴んでいる。