2021年最初のグランドスラムである「全豪オープン」は、当初の予定より3週間遅れとなる2月8日に開幕される見込みとなった…

2021年最初のグランドスラムである「全豪オープン」は、当初の予定より3週間遅れとなる2月8日に開幕される見込みとなった。現地に着いた選手たちは2週間の隔離期間中に5回の検査を受けるなどの詳細が明らかになった。またこの遅延と安全対策の必要性により、オーストラリアテニス協会は多大な損失を被る見通しだ。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じた。【動画】全豪決勝にふさわしい大激戦! ジョコビッチ vs ティーム 全豪OP 男子決勝

報道によれば、外国から到着する選手たちは14日間の隔離期間を過ごさなければならないが、その間も“バブル”(ウイルス感染予防のため関係者以外立ち入れず、中の人は出ることのできない、閉じられた環境)内であれば1日につき5時間まで、ホテルの部屋から出ることができる。だがホテル以外に行くことができるのは、大会会場であるメルボルンパークと、練習会場となるアルバートリザーブ・テニスセンターだけだ。

隔離期間中に、検査は初日・3日目・7日目・10日目・14日目の5回行われる。陰性と判定されれば隔離2日目からトレーニングを始めることができるが、一度に一人のコーチとしかトレーニングすることはできない。

オーストラリアへのチャーター便は1月15日から17日の間に運航され、隔離期間は最後の選手が到着した時点で始まる。オーストラリアテニス協会は、チャーター便、選手と選手関係者の隔離費用、食費・宿泊費を負担する。

オーストラリアテニス協会は、コロナ禍による経済的損失から立ち直るには5年かかるだろうということだ。会長のクレイグ・タイリー氏は、「国内のテニス大会やテニス団体を支援するため、予備金の多くを使い、国家からの補助金を使い切った後は貸し付けを受けることも考えています。コロナ禍による損失から立ち直るには5年かかるかもしれません」と話した。

「全豪オープン」への安全対策にはおよそ1億オーストラリアドル(約77億4,557万円)がかかると見込まれており、これはオーストラリアテニス協会の備蓄金を2,000万オーストラリアドル(約15億5,000万円)超えている。

それにもかかわらず、賞金総額は7,100万オーストラリアドル(約55億円)支払われるが、パンデミック以後に開催された他大会と同様、早いラウンドでの敗退者への賞金が増額される見込みだ。

予選が行われるのかどうかも疑問視されているが、本戦開始が2月8日となっているので、2月1日の週に予選が行われるかもしれない。

これらの詳細について、オーストラリアテニス協会及びビクトリア州政府からの正式な発表はまだなされていない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年屋根が閉まった状態の全豪オープン会場

(Photo by James D. Morgan/Getty Images)