テニスの世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)は、2020年に自分が次世代の「偉大な」選手となり得ること…
テニスの世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)は、2020年に自分が次世代の「偉大な」選手となり得ることを証明した。ティームの強さと将来の展望を、コーチが語った。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【動画】奇跡の大逆転劇!決勝に相応しい最高の試合!ティームvsズベレフ/全米OP男子決勝&表彰式
2020年にティームは「全豪オープン」で準優勝し、「全米オープン」で遂に初めてのグランドスラムタイトルを掴み取った。子供の頃からずっと彼のコーチを務めている父親のウォルフガング・ティーム氏は、息子を「完成した作品」と言う。
ティームはコート上での技術だけでなく、メンタルの強さも見せてきた。ティームは「ビッグ3」と呼ばれるロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のすべてから5勝以上をあげており、これを果たしているのはティームとアンディ・マレー(イギリス)の二人だけだ。
グランドスラムの大会には、出場できるだけでもすごいことだ。そこで準優勝、さらには優勝するというのは偉業である。2018年から2020年の間にティームは3度準優勝しているが、そのうちの2回、2018年と2019年の「全仏オープン」決勝ではそこでの絶対王者と言ってよいナダルに敗れ、2020年の「全豪オープン」決勝では同大会最多優勝記録を持つジョコビッチに、フルセットの末に敗れた。だがようやく2020年「全米オープン」で、ティームは切望していた栄冠を掴むことができたのだ。
父親でコーチのウォルフガング氏は言った。「準優勝だったグランドスラムでも、本当に接戦だった。勝っていてもおかしくなかった」そしてティームは諦めることなく努力を続け、優勝を飾ったのだ。素晴らしい試合感覚と才能を持つティームは、秀でてバランスのとれた選手だ。
テニス選手がグランドスラムで優勝すると、大きな自信を得て、その後はさらに力を発揮するようになる。それもティームが以前は消極的だった「東京オリンピック」出場に意欲的になった理由の一つだろう。
1993年9月生まれのティームは現在27歳。精神的にも肉体的にも最高の状態で2021年を迎える選手の一人と言えるのではないだろうか。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」でのティーム
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)