新型コロナウイルスの影響で4月から延期となり、異例の12月開催となった日本選手権3日目。この日は男女合わせて3選手が決勝に進出。男子400メートル自由形に臨んだ中島涼(政経3=札幌大谷)は見事2位入賞。女子200メートルバタフライの水口…
新型コロナウイルスの影響で4月から延期となり、異例の12月開催となった日本選手権3日目。この日は男女合わせて3選手が決勝に進出。男子400メートル自由形に臨んだ中島涼(政経3=札幌大谷)は見事2位入賞。女子200メートルバタフライの水口知保(営1=目黒日大)、男子200メートル個人メドレーの溝畑樹蘭(政経4=報徳学園)はそれぞれ4位でフィニッシュし、表彰台には届かなかった。
◆12・3~6 日本選手権(東京アクアティクスセンター)
▼男子400メートル自由形
2位 中島 3分49秒87
▼女子200メートルバタフライ
4位 水口 2分11秒03
▼男子200メートル個人メドレー
4位 溝畑 1分59秒73
10月に行われた日本学生選手権では、男子400メートル自由形でチャンピオンに輝いた中島。この日も勢いそのままに予選を1位で通過し、優勝への期待が高まる。
迎えた決勝、レース序盤は出遅れたものの、得意の後半にペースアップを見せ300メートル時点では3位、そしてラスト50メートルのターンでついにトップへ躍り出る。そのまま一気に差をつけて逃げ切るかと思われたが、隣レーンで泳ぐ今大会男子200メートル自由形金メダルの松元克央(令1政経卒・現セントラルスポーツ)が猛烈な追い上げを見せ、中島をゴール手前で捉える。横一線に並んだのもつかの間、松元が粘りの泳ぎを見せる中島を振り切った。中島はそのまま2位でフィニッシュし、惜しくも初優勝とはならなかった。
しかし、日本トップレベルの中でも自分の泳ぎが十分に通用することを証明した中島。東京五輪選考会となる、来年4月の日本選手権でのリベンジが期待される。
[佐藤慶世]