母国に帰国、隔離期間明けのインタビューで今後を展望 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)に敗れた、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)。双子の弟のアンドリューとともに現在は帰国し、シドニーでの2週間の隔離…

母国に帰国、隔離期間明けのインタビューで今後を展望

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)に敗れた、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)。双子の弟のアンドリューとともに現在は帰国し、シドニーでの2週間の隔離期間が終わったようだが、来年4月に母国でビッグマッチを行いたい意向を持っているという。現地メディアが報じている。

 井上を相手に7回KO負けを喫したが、一歩も引かぬ勇敢な戦いぶりが称賛されたジェイソン・マロニー。すでに再起へ向けた意思は示していたが、改めて具体的なプランに言及している。

 オーストラリアのボクシング専門メディア「Aus-Boxing」公式ツイッターは隔離期間が明けた直後のマロニー兄弟のインタビューを動画で公開している。

 隔離期間について問われたジェイソンは「長い2週間だったよ。しかしこれで家に戻り、家族に会えるんだ。5か月間会っていなかったからね。大きな犠牲を払ってきたんだ。でも隔離生活を弟と楽しんだんだ」と振り返り、久々に家族に会える安堵感を滲ませている。

 読書やYouTubeなどで動画を視聴し、兄弟で2週間過ごしていたというジェイソン。インタビュアーから「イノウエへの挑戦は失敗に終わりましたが、次のステップに向けて、トップランク社から何か言われていたりしますか?」という問いかけには、こう明かしている。

世界戦が実現しなくとも…「誰とでも戦うよ」

「4月にメガファイトを豪州で行えたら良いなと思っているよ。それが実現できれば力を発揮したい。ノルディ・ウーバーリやカシメロが個人的には気になっている。彼らと戦うことでWBCかWBOのタイトルを狙えることができればぜひ頑張りたいところ。チャンピオンになりたい。それが実現しなくても、トップランク社が用意した対戦相手と戦うよ。誰とでもね」

 母国オーストラリアでのビッグマッチを希望。WBC休養王者ウーバーリ(フランス)、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の名前を挙げていた。

 現在はWBA9位、IBF11位にランク付けされるジェイソン。再び世界タイトルマッチの舞台に立つには再び強さを証明する必要があるが、本人は再起へ向けて強い気持ちをもっているようだ。