ミランのレジェンドであり、現在はクラブのテクニカル・ディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏が、チームを牽引する元スウ…

ミランのレジェンドであり、現在はクラブのテクニカル・ディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏が、チームを牽引する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを絶賛している。

今年1月に7年半ぶりの復帰を果たし、以降の公式戦30試合で22ゴール7アシストという凄まじい数字を叩き出しているイブラヒモビッチ。10月に39歳となったが、今なお身体能力の衰えは微塵も感じさせない。

神イブラの御加護もあり、今季のミランは7勝2分け無敗でセリエAで堂々首位に立つ。これには、同選手の加入時に「リスキー」と話していたマルディーニ氏も手のひらを返し、今度は手放しで絶賛。『DAZN』のインタビューで、ミラン往年のレジェンドであるマルコ・ファン・バステンとフランコ・バレージに匹敵する選手だと舌を巻いた。

「ファン・バステンとバレージは他の選手よりも優れた何かを持っていた。イブラが成し遂げてきたこと、そして今現在していることは、間違いなく2人と同じレベルだ」

「イブラは若手と経験をミックスさせることができたが、リスクがあったのも確かだった。それまで2年間プレーしていたMLSとセリエAは明らかに異なるリーグだからだ」

「王者というのはピッチの上だけで評価されることが多いが、ピッチ上で功績を挙げるには、決意と意思でもってピッチの外でも王者でなくてはならない」

「イブラは印象的に自分を超えてきた。すでに競争力のあるチームはあったが、その能力を超えた目標を設定できているのは、彼がレベルを引き上げてくれたからだ。自分が最強であると信じ、どんなチーム相手にも勝たせられるアイデアを持っているのだ」

「イブラはいつか仲間たちにこう言ったことがある。『君たちは若い。だから走れ。やるべきことをやれ。その責任は俺が持つ』とね」