2017年の12月2日、ガヌーの豪快アッパーをUFCが「歴史に残るKO」として脚光 米最大の総合格闘技「UFC」で3年前に起きた鮮烈KO劇に再び注目が集まっている。2017年の12月2日(日本時間3日)、ヘビー級マッチでフランシス・ガヌー(…

2017年の12月2日、ガヌーの豪快アッパーをUFCが「歴史に残るKO」として脚光

 米最大の総合格闘技「UFC」で3年前に起きた鮮烈KO劇に再び注目が集まっている。2017年の12月2日(日本時間3日)、ヘビー級マッチでフランシス・ガヌー(カメルーン)がアリスター・オーフレイム(オランダ)を真下から綺麗に顎を捉えるアッパーで失神させ、初回KO勝ち。UFCが「2017年のノックアウト・オブ・ザ・イヤー」に選出された瞬間を動画付きで公開すると、米ファンには再び戦慄が走っている。

 一瞬で相手を葬った。1回1分30秒過ぎ。オクタゴンの中央で対峙する両者。オーフレイムがかがみこむ体勢から左のフックを放った次の瞬間だ。右のガードがガラ空きになっていたところに、ガヌーは狙いすました左アッパーを打ち抜いた。

 完璧に顎を捉え、脳を揺さぶられたオーフレイムは失神。マットに仰向けに倒れ、すかさず追撃を繰り出そうとしたガヌーだったが、レフェリーが即座に試合をストップした。鮮やかな102秒KOだった。

 衝撃から3年。UFCは公式インスタグラムで「2017年の今日…フランシス・ガヌーが歴史に残るKOをアリスター・オーフレイムに見舞った」と題して公開。“ザ・プレデター”の異名を持つ、ガヌーが演じたKOシーンに米ファンは再び戦慄を覚えている。

「クールだ」
「傑出している」
「最強」
「ヤバすぎ」
「凄いKOだ」
「首がポキってなってる!」
「このアッパーでオーフレイムの魂が体から抜けた」
「この男は恐ろしい」

 PRIDEのリングにも上がり日本でもお馴染みのオーフレイムを破ったガヌーは、次戦のヘビー級タイトルマッチで敗れるなど2連敗。以降は4連勝を飾り、5月の試合では20秒の瞬殺KOを決めている。(THE ANSWER編集部)