プレスリリースでタイソンに呼びかけ「誰もが望む戦いだ」 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)、米ロサンゼルスでエキシビションマッチを行い、15年ぶりのリング復帰を果たした。大いに注目を浴びた5…

プレスリリースでタイソンに呼びかけ「誰もが望む戦いだ」

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)、米ロサンゼルスでエキシビションマッチを行い、15年ぶりのリング復帰を果たした。大いに注目を浴びた54歳タイソンに対し、過去に対戦経験のある58歳イベンダー・ホリフィールド氏(ともに米国)は「契約書にサインしろ。もう言い訳は無用だ」と対戦を迫っているようだ。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 久々のリングで強烈なボディーを放つなど、ロイ・ジョーンズJr.を相手に攻勢を緩めなかったタイソン。現地では次戦についても注目されているが、ホリフィールド氏はタイソンに対戦を迫っているようだ。

「ボクシングシーン.com」は、「『言い訳は無用だ。契約書にサインしろ。俺は準備が出来ている』とホリフィールドはタイソンに語った」との見出しで記事を掲載。記事では「タイソンのエキシビションマッチの対戦相手がジョーンズJr.に決まったとき、ホリフィールドはなぜ自分ではないかと困惑したという」と伝えられている。

 同メディアはホリフィールド氏が現地時間1日に発表したプレスリリースの内容を紹介。同氏は「俺の陣営としては試合をしようとしていた。しかし向こうから言い訳しか得られなかったんだ。いまは彼が俺と戦う前に練習試合をしたかったと理解しているけどな」などと記載しているという。

現役時代はタイソンに2戦2勝「やらない理由はないだろう」

 ホリフィールド氏は現役時代、タイソンに2戦2勝。伝説の“耳噛み事件”も有名だ。「ロイ・ジョーンズはタイソンにとっては格好の相手だっただろう。しかし俺との対戦の方が世界的なイベントになるし、誰もが望む戦いだ。それをやらない理由はないだろう」と文面で因縁の相手に投げかけている。

 自身のSNSでトレーニングの様子を公開するなど、鍛え上げられた肉体を誇るホリフィールド氏。「もう言い訳は無用だ。この試合は俺たちにとって開催しなくてはいけないものだ。土曜の夜にお前は俺と戦う準備が出来ていると言ったよな。なら契約書にサインしろ。そしてリングに来い、タイソン。世界はこの試合を待っているんだ。俺は準備ができている」とつづっているという。

 注目のリング復帰を終えたばかりのタイソン。果たして両者の対戦は実現するのだろうか。(THE ANSWER編集部)