レアル・マドリーは、敵地で行われたシャフタール・ドネツク戦で予期せぬ敗戦を喫しており、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド進出が非常に危うくなっている。 この試合でマドリーのディフェンスは崩壊し、シャフタールは、その隙を逃すことなく…

レアル・マドリーは、敵地で行われたシャフタール・ドネツク戦で予期せぬ敗戦を喫しており、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド進出が非常に危うくなっている。
この試合でマドリーのディフェンスは崩壊し、シャフタールは、その隙を逃すことなく突き、勝利を収めている。キャプテンマークを付けたカリム・ベンゼマは、最終的に交代され、チームの攻撃同様に満足のいくパフォーマンスを見せられていない。
【レアル・マドリーの選手評価】
■GK
ティボー・クルトワ(5点)
『失点の犠牲者』
シャフタールは、マドリーのゴールに迫った回数はそれほど多くはなかったが、マドリーのディフェンス陣のミスもあってゴールネットを揺らしている。タイソン・バルセロス・フレダのゴールは阻止したものの、フェルランド・メンディとラファエル・ヴァランのミスからブルーノ・フェレイラ・ボンフィムに先制ゴールを献上してしまっている。なお、試合終了間際にマノー・ソロモンにダメ押しゴールも決められている。
■DF
ルーカス・バスケス(5点)
『果敢』
攻撃で深さをもたらした数少ない選手である。クロスでは、ゴール前の選手を見つけることができていないが、安定した攻撃参加を見せている。ただ、攻撃的な姿勢が背後の守備での弱さに影響している。
ラファエル・ヴァラン(2点)
『悲惨』
激しいタックルでジュニオール・モラエスを負傷させており、レフェリーは、イエローカードを提示したが、レッドカードで退場にしてもおかしくなかったと言える。セルヒオ・ラモスが横におらず、再び低調なパフォーマンスを披露している。シャフタールの先制ゴールの場面では、非常に対応が遅かったのに加え、後半はボールを目で追っているだけになっていた。
ナチョ・フェルナンデス(3点)
『動揺』
試合を通して非常に緊張していたように見える。パスミスがヴァランの退場を誘発していてもおかしくなく、状況判断の部分でも非常に低調だった。攻撃参加したものの、それも成果に結びついていない。
フェルラン・メンディ(5点)
『失点の原因』
攻撃では非常にポジティブだったが、守備では低調なプレーを見せている。ブルーノ・フェレイラ・ボンフィムに許した先制ゴールの場面では、直接的な原因となっている。自分ができる以上のことを試みている。
■MF
トニ・クロース(4点)
『最低限』
ボランチとしてプレーし、無理に必要以上のプレーをするリスクを犯していない。ただ、チームは、クロースの存在を求めていたと言える。クロースが相手を力で倒しに行くようなプレーを見せなければ、マドリーは試合には勝てない。
ルカ・モドリッチ(6点)
『自暴自棄』
マドリーの中で唯一この試合の重要さを理解している選手だったと思われる。ゴール前でシュートを試み、マドリーのプレーにスピードをもたらしている。ただ、他のチームメイトの助けは得られてない。
マルティン・ウーデゴール(3点)
『存在感なし』
マドリーに適応できておらず、自分の居場所を見つけられていない印象を受ける。意味なく走り回っている。
■FW
ロドリゴ・ゴエス(4点)
『下降傾向』
攻撃で相手を剥がすなどしてチームに貢献しなければならなかったが、実際には気持ちだけしか見せられていない。相手にダメージを与えることができず、時間の経過とともにその存在感が薄れている。
カリム・ベンゼマ(3点)
『鈍い』
2度のチャンスが訪れている。1度目は、相手GKのほぼ正面にシュートを打ってしまい、2度目は、キエフの空に打ち上げて大きく枠を外している。マドリーのストライカーは、重要な試合において得意のゴールで存在感を見せられていない。
マルコ・アセンシオ(6点)
『ダイナミック』
これまでの試合に比べるとそのパフォーマンスレベルを改善している。放ったシュートは、相手GKの好プレーもありポストに嫌われている。ただ、常に精力的にプレーしている。
■途中出場
イスコ・アラルコン(3点)
『低調』
ビハインドの状態でピッチに送り出されたが、ほとんど貢献できていない。シャフタールに許した追加点の場面でも切り替えが遅かったと言える。
マリアーノ・ディアス(3点)
『非効率』
エリア内で仕事もできず、シャフタールのセンターバックの驚異となるようなプレーはできていない。
ヴィニシウス・ジュニオール(4点)
『取るに足らない』
意味のないドリブル、コンスタントなミスをいつものようにしている。ただ、少なくとも消極的なプレーはしていない。