■京都…

■京都ハンナリーズvs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@ハンナリーズアリーナ)

12月2日19時5分

 浮上のきっかけをつかみたい西地区9位の京都ハンナリーズが、同3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎える。満田丈太郎にとっては移籍後初めて古巣と対戦する。

 京都は3勝12敗と結果こそ振るわないが、開幕当初の不安定な立ち上がりが解消されつつある。試合後半にかけて、互角に戦える時間帯をキープすることは課題ではあるが、守備が機能すれば攻撃は力強く、短期契約ながら216センチのベンジャミン・ローソンがチームにフィットしていることが印象的。11月14日の滋賀戦のように前半のリードを3クォーターで維持し、最後に突き放す展開を再現していきたい。

 一方、名古屋Dはここまで9勝6敗と悪くはない。ただ、新戦力を多く迎えてチームを作りながらのシーズンなだけに、11月11日の琉球ゴールデンキングス戦のような接戦を勝ち切れず、14日のサンロッカーズ渋谷戦に見られたような先行するも後半に逆転を許す、詰めの甘さが出てしまう時もある。それでも続く15日の試合では前半12点リードを、最終的に24点差に広げて快勝した。シュートが入らず、リバウンドが拾えない時間帯をフリースローでつなぎ、守備で我慢できたことが功を奏した。

 名古屋Dは今節、相手のレイヴォンテ・ライスらが仕掛けるペイントへのアタックを防ぐことがキーになるだろう。タフショットを打たせ、リバウンドから速い展開に持ち込みたい。一方、京都は名古屋Dのトランジションオフェンスについていけるか。守備でほころびを生まないよう、コミュニケーションの徹底が求められる。

文=大橋裕之

■ロスター

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)

寺嶋良

會田圭佑 ※インジュアリーリスト

大庭岳輝

久保田義章

松井啓十郎

満田丈太郎

レイヴォンテ・ライス

石谷聡

細川一輝

ジャスティン・ハーパー ※インジュアリーリスト

内海慎吾

ベンジャミン・ローソン

永吉佑也

デイヴィッド・サイモン

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)

小林遥太

齋藤拓実

ジェフ・エアーズ

菊池真人

張本天傑

安藤周人

レオ・ライオンズ

中東泰斗

中務敏宏

笹山貴哉

ジャスティン・バーレル

木下誠

狩野祐介