タイソン戦前座の米YouTuber、衝撃KOで大口連発「次のメイウェザーになる」「俺は本物」

元NBAプレーヤーに衝撃KO勝ちのポール「俺はヤバい。パンチを当てられる」

　ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏が28日（日本時間29日）にエキシビションマッチでリング復帰した。その前座では、人気YouTuberのジェイク・ポールが元NBAプレーヤーのネイト・ロビンソン（いずれも米国）に鮮烈なKO勝利を収めたが、ポールは「俺は最大のスターのひとりになる。オレは次のメイウェザーになるかもな」などと話しているようだ。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

　異色マッチは衝撃KOで勝敗が決した。23歳のポールは2回、右オーバーハンドでダウンを奪うと、一度は立ち上がってきた相手をもう一度沈めた。一気にコーナーに詰めると、突っ込んできたロビンソンに対して右フックをお見舞い。硬直したまま前のめりに倒れたロビンソンはピクリとも動かない。レフェリーが試合を即座にストップした。

　タイソン戦の前座ということもあり、注目を集めた一戦。同メディアは「オレはボクシング界最大のスターのひとりになる。オレは次のメイウェザーだ」とポールの言葉を見出しにとって記事を掲載。ポールは50戦無敗を誇る元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー（米国）のようになると語ったようだ。

　記事によると、ポールは「オレのキャリアの目標は、まさに今成し遂げたこと。疑問の余地ない勝利を掴み、舞台の主役になることだ。そして過去6か月間自分を疑ってきたボクシング界に、自分はプロボクサーでキャリアを続けると証明することだ」とコメント。登録者数2000万人を超える人気YouTuberだが、プロボクサーとしてのキャリアについても言及している。

8億円超のマンションには6か月帰らず「人生では常に戦ってきた」

　また、ポールは自身を“問題児”と表現。「10オンスのグラブをオレにつけさせた時、オレはヤバい。パンチを当てられる。オレは本物だ。そして億単位の金を稼ぎ、億単位のペイパービューを売る。そして最大のスターのひとりになる。オレは次のフロイドになるかもな」などとビッグマウスぶりを発揮している。

「人々が自分を受け入れたくないのは理解している」と話しながらも、ポールはリングで戦うため、本気でトレーニングに励んでいる事もアピールしている。所有している800万ドル（約8億3500万円）のマンションには6か月帰っていないそうで、その間はラスベガスの小さな家でトレーニングを続けていたという。

「もし人々がそれに敬意を払わないなら、なにに敬意を払うのか分からない。ジェイク・ポールにとっては険しい道だった。いつだってそうだった。人生では常に戦ってきた。みんなオレを嫌い、たわごとを言う。でもオレはここにいるんだ」

　昨年12月のデビュー戦に続き、2連勝となったポール。「オレはできるだけ早くリングに戻るだろう。自分が最も稼げるボクサーだと証明できたと思う。だから金を積んでもらわないとね。それでなければ自分でプロモーションをするだろう」と次戦に向けた意気込みも語っている。（THE ANSWER編集部）