わずかに回転不足も…欧州の識者は「しっかり決めることに近づいている」 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は28日、大阪の東和薬品ラクタブドームで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の樋口新葉(明大)…
わずかに回転不足も…欧州の識者は「しっかり決めることに近づいている」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は28日、大阪の東和薬品ラクタブドームで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の樋口新葉(明大)は131.27点をマーク。合計200.98点で2位だった。冒頭で3回転アクセルを着氷するシーンに海外識者も注目している。
樋口が冒頭で大技に挑んだ。スピードに乗った滑走から跳び上がると鋭く回転。見事に着氷に成功した。わずかに回転不足の判定となったが、実戦で着氷するのは初めてだ。SPでの転倒から立て直した樋口。世界選手権銀メダリストの進化に海外識者も喝采を上げている。
米国のジャッキー・ウォン記者は「#13!!!! ワカバ・ヒグチが非公式ながら国際大会で3回転アクセルで着氷した13人目の女子選手に。レビュー待ちだが、スロー動画で見てもクリーンだ」と演技直後にツイートした。
欧州衛星放送局「ユーロスポーツ」で解説を務めるマッシミリアーノ・アンベーシ氏もツイッターに「ワカバ・ヒグチは難易度の高い3回転アクセルを試合でしっかり決めることに近づいている。NHK杯のフリーでの採点は3AqでGOEで0点以下だった。練習では何回か3回転アクセルを決めていた」と綴り、完璧に成功させる日も近いとみている。
高得点をマークした坂本花織(シスメックス)には及ばなかったが、存在感を発揮。樋口が全日本選手権へ向けて大きな手応えをつかんだ。(THE ANSWER編集部)