イタリアラグビー協会は今月17日、同国代表として119キャップを誇ったPRマルティン・カストロジョヴァンニ(35歳)が、現役を引退すると発表した。プロ生活15年、ワールドカップは4大会出場。テストマッチでは通算12トライを獲得しているが、そのうちの3本は日本代表戦で挙げたもので、2004年7月4日に東京・秩父宮ラグビー場でハットトリックを決め驚かせた。

 アルゼンチン出身。2001年から5季、イタリアのカルヴィザーノでプレーしたあと、レスター・タイガース(イングランド)で4回のプレミアシップ優勝に貢献した。2013年からはフランスラグビー界で活躍し、トゥーロンで欧州チャンピオンズカップ(ハイネケンカップ)連覇に尽力。その後、移籍したラシン92でも主力として期待されたが、今年4月下旬、欧州チャンピオンズカップの準決勝前に、家庭の事情で母国のアルゼンチンに帰ると嘘をついてラスベガスでフランス・サッカークラブの有名選手たちと一緒に遊んでいたことが発覚し、チームの怒りを買って出場停止処分を受けたことも話題となった。

 バッドボーイの一面もあったカストロジョヴァンニだが、欧州屈指のタイトヘッドプロップだったことは間違いなく、獲得したテストキャップ119という数字は現イタリア代表主将のNO8セルジョ・パリッセが重ねた121キャップに次ぐ同国歴代2位(世界10位タイ)の大記録である。