ヴィッセル神戸は28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020グループG第4節で広州恒大(中国)と対戦し、0-2で…

ヴィッセル神戸は28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020グループG第4節で広州恒大(中国)と対戦し、0-2で敗れた。

25日に行われた第3節の広州恒大戦では3-1の快勝を収めて決勝トーナメント進出を確定させた神戸。その一戦からスタメン全員を入れ替え、最後尾を守るGK飯倉の前に藤谷、大崎、渡部、初瀬を配置。中盤に小川、中坂、安井、小田を並べ、田中と佐々木が2トップ形成した。

ここまで未勝利でグループ最下位に沈み、後がない広州恒大は前線のタリスカとエウケソンにロングボールを供給して攻撃の形を組み立てていく。それに対して、勝てば首位通過となる神戸は12分に自陣から持ち運んだ小田がボックス左からフィニッシュまで持ち運んだが、枠を外してしまう。

広州恒大の強力2トップに翻弄される神戸は16分、GK飯倉のフィードをカットされた流れから渡部がボックス内でタリスカを倒してしまいPKを献上。これをタリスカにきっちりと決められてしまい、先制点を許してしまう。

その後もエウケソンとタリスカの2人で攻撃を構成する広州恒大に対して、神戸は守勢の展開が続く。そのなかで、36分に佐々木がボックス中央手前やや左の位置でエウケソンを倒してしまいFKを与える。このチャンスでエウケソンが豪快に右足を振り抜くと、ゴール右上に強烈なシュートが突き刺さり、2点ビハインドとされてしまう。

セットプレーから2失点を喫して試合を折り返した神戸は左サイドからの攻撃を中心に攻め込む場面を増やしていき持ち直していく。ただ、チャンスらしいチャンスが作れないまま時間が推移。60分に古橋とアンドレス・イニエスタ、ドウグラスを投入して攻撃の活性化を図りにかかる。

チャンスを徐々に作っていく神戸は70分に決定機。ボックス左外でボールを受けた古橋がグラウンダーのクロスを送る。ボックス中央の安井が左足で合わせたが、GKリウ・ディアンズオに弾かれたボールはポストに嫌われてしまう。

攻勢を強める神戸は76分にイニエスタの右CKからドウグラスがニアサイドで反応するも、放ったヘディングシュートは枠の外。81分にもイニエスタがボックス中央手前からミドルシュートを放ったものの、GKの正面に飛ばしてしまう。

後半アディショナルタイムのラストプレーではイニエスタのロングパスに抜け出したドウグラスがボックス右から折り返し、藤本が右足シュートを放ったが、GKの好守に遭い決めきれず。結局、1点も返すことができず、0-2で敗戦。首位通過決定はお預けとなった。

ヴィッセル神戸 0-2 広州恒大

【広州恒大】

タリスカ(前17[PK])

エウケソン(前36)