「少なくとも1人のベテランを加える可能性は十分にある」 メジャーリーグのオフシーズンはFA、トレードなど大物選手の移籍が毎年のように行われている。今シーズン日本人初の最多勝を獲得しカブスのエースとして活躍したダルビッシュ有投手にもトレードの…

「少なくとも1人のベテランを加える可能性は十分にある」

 メジャーリーグのオフシーズンはFA、トレードなど大物選手の移籍が毎年のように行われている。今シーズン日本人初の最多勝を獲得しカブスのエースとして活躍したダルビッシュ有投手にもトレードの観測報道が相次いでいる。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は今オフの各球団の展望を紹介。前田健太投手が所属するツインズの補強候補にダルビッシュの名前を挙げた。今季のチーム防御率3.58は両リーグ3位と好成績を残したが「ツインズが少なくとも1人のベテランを加える可能性は十分にある」と指摘。

 プレーオフに向けた先発ローテでは前田(6勝)、べリオス(5勝)、ピネダ(2勝)の3投手が基本になることを言及しているが「誰かが下降線に陥ると非常に怪しく思えるため、月並みのイニングが食える投手よりもプレーオフのローテーションの最高限度に達するような先発投手を加えるほうがより賢い」と、エース級の投手獲得が急務であることを伝えている。

 その中で候補に挙がっているのがダルビッシュだ。契約にはトレード拒否権が含まれているが、その対象が今季までの全30球団から来季は12球団に減るとされている。対象から外れたチームであれば、トレードは可能だ。

 ツインズは2017年オフにダルビッシュがFAとなった際に総額1億ドル(約110億円)を超える金額でオファーを出したとされており“元恋人”に再びラブコールを送る可能性も十分にあるという。

 今季はダルビッシュと前田がサイ・ヤング賞の最終候補で2位に選出された。今回のトレード補強案が実現すれば夢の先発ローテが完成することになるが……。(Full-Count編集部)