2階級制覇達成のジュダーが明かす秘話「歯は全部揃っていた。しかし…」 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに…

2階級制覇達成のジュダーが明かす秘話「歯は全部揃っていた。しかし…」

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。注目の一戦を前に、54歳のタイソンがスパーリング相手の歯を折ったという衝撃のエピソードを、トレーニングを共にした元王者が披露。「タイソンは昔に戻った」と太鼓判を押しているようだ。英紙「ミラー」が報じている。

 54歳になっても、タイソンのパワーは規格外のようだ。同紙は「ロイ・ジョーンズJr.との戦いを前にして、マイク・タイソンはスパーリング相手の歯を取ってしまった」との見出しで記事を掲載。2階級制覇を達成した実力者ザブ・ジュダー(米国)のコメントを紹介している。

 記事によると、ジュダーはトレーニングキャンプを共にしたタイソンが全盛期並みの強さであると主張しているようだ。「俺が世界に言えることは、土曜のリング上で、相手に大きなダメージを与えるということだ」「みんなにこれは遊びじゃないことを知ってもらいたい。マイク・タイソンは昔のように戻ったんだ」などと語り、主張の根拠として驚きのエピソードを明かしている。

「トレーニングキャンプのスパーリングに参加した男がいた。歯は全部揃っていた。しかし、キャンプを去るときにはそいつの歯は1本欠けていたんだ」

 タイソンはスパーリング相手の歯を、持ち前のパワーで折ってしまったという。「そうなんだ。タイソンの力強さは戻ってきたんだ。本当にクレイジーなものになる。マイクはエキシビションに参加するんじゃない。戦いに参加するんだ」と、ジュダーは28日の試合が単なるエキシビションに終わらないことを確信している。

 元王者は対戦相手のジョーンズにも言及。「俺たちはロイをリスペクトしている。ロイもリアルファイトをする準備をしているからだ。この試合は普通とは違うものになる。両者ともリアルファイトをするつもりなんだ」と対戦する両者に期待していた。(THE ANSWER編集部)