注目のエキシビションマッチで意気込み「彼は俺を倒せない」 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。ヘビー…

注目のエキシビションマッチで意気込み「彼は俺を倒せない」

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。ヘビー級のレジェンドと対戦するジョーンズは「彼は危険だ。本当に危険だ」と警戒を示す一方で「彼は俺を倒せない。7回か8回で彼の息の根を止める」と宣言している。米専門誌「ザ・リング」が報じている。

「ジョーンズはタイソンが爆弾のようなパンチを持っていると話す。しかし、彼も同じものを持っている」

 こんな見出しで報じられた記事で、ジョーンズはタイソン戦に向けた意気込みを語っている。大きな注目を集めているエキシビションマッチへ向け、ピッツバーグのトーマス・ヤンケロトレーナーのもとへ出向き、タイトル戦に臨むレベルの練習で調整。「(ハードな練習を)やらなきゃいけなかった。それしか知らなかった」と語っているという。

 その上で対戦するタイソンについては最大級の警戒を示している。「マイクはリングに上がると俺を殺しに来る。俺もリングに上がったらヤるかヤられるのどちらかだ。マイクは史上屈指のパワフルな男なんだ」と話したという。

「マイクは一発で仕留める力をまだ持っているだろう。だけど、彼が簡単に相手にその一打を放てない思った時がチャンスだ。とはいっても、そうなった場合フックやアッパーカット、ボディショットなどを使ってくるだろう。彼は危険だ。本当に危険だ」と戦いを睨んでいる。

スピードで上回ると自信「7回か8回に息の根を止める」

 今回は8ラウンド制で、グラブは通常より大きい12オンスで行われると報じられているが、それについては「グラブの大きさはあまり関係ないと思う」とジョーンズ。06年にタイソンがコーリー・サンダースと戦ったエキシビションマッチを引き合いに出し、「以前、タイソンがヘッドギアをした相手を大きめのグラブで倒したことを見たことがある」と語ったという。

 ただ、負ける気はさらさらないようだ。タイソン戦に向けて、こう意気込みを語っている。

「最初の数ラウンドは彼の方が良い動きをするだろう。なぜなら彼の方がこの戦いに向けて、俺より良い練習をこなしているからだ。俺の流れになるのは4回か5回になってからだ。そこからたくさんのパンチを浴びせたい」

「俺も彼と同じくらいの爆弾を持っている。もしかすると俺の爆弾の方が優れているかもしれない。スピードがあるからだ。彼は俺を倒せない。俺は彼を倒す。恐らく7回か8回に彼の息の根を止めるよ」

 序盤は劣勢になっても終盤の7回か8回に決着させると宣言したというジョーンズ。注目のリングで主役になるつもりのようだ。(THE ANSWER編集部)