広島は菊池涼介内野手を最後に全選手が契約更改を終えた。25年ぶりの優勝を果たし、予想通り1億円プレーヤーが続々と誕生するなどまさに“バラ色のオフ”となった。■日本人最高額は菊池に、補殺数で歴代3位までを独占 広島は菊池涼介内野手を最後に全選…

広島は菊池涼介内野手を最後に全選手が契約更改を終えた。25年ぶりの優勝を果たし、予想通り1億円プレーヤーが続々と誕生するなどまさに“バラ色のオフ”となった。

■日本人最高額は菊池に、補殺数で歴代3位までを独占

 広島は菊池涼介内野手を最後に全選手が契約更改を終えた。25年ぶりの優勝を果たし、予想通り1億円プレーヤーが続々と誕生するなどまさに“バラ色のオフ”となった。

 年俸6億円の黒田博樹投手が引退し、チームの日本人最高額となったのは、大トリで更改した菊池だった。打率.315、13本塁打、56打点、13盗塁の成績を残し、今季年俸8500万円から6000万円アップの1億4500万円。今季同じ年俸だった丸を500万円上回り、アップ額でもチーム最高だった。

 強いこだわりをもつ補殺数525は歴代3位の記録。ちなみに歴代1、2位も菊池が記録しており、これでベスト3を独占した。菊池は20日に一部が先行発表となった第4回WBC侍ジャパンメンバーにも入った。

 菊池に続いたのが丸佳浩外野手。5500万円アップの1億4000万円だった。「3番・中堅」で全試合に出場し、打率.291、20本塁打、90打点。本塁打、打点はキャリアハイの数字。大幅アップを勝ち取った。
 
 石原慶幸捕手は2000万円アップの1億2000万円。打撃面では打率.202ともう一つだったが、守備面で補って余りある評価を得た。12球団の捕手で最高額となった(巨人・阿部は捕手登録だが捕手としての出場は0)。

 MVPに輝いた新井貴浩内野手は5000万円アップの1億1000万円。阪神時代以来、3年ぶりに1億円に返り咲いた。広島復帰時は2000万円だったが、2年で5.5倍となった。黒田の引退で来季は球団最年長。まだまだチームを引っ張ってくれるはずだ。

■大ブレークの鈴木はチーム一のアップ率

 野村祐輔投手も1億円に到達した。16勝3敗で最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。昨季の4800万円から5200万円アップとなった。

 来季1億円超えは以上の5選手となる。

 注目された鈴木誠也外野手は1600万円から4400万円アップの6000万円。アップ率275%はチーム一。菊池と共にWBCメンバー入りし、チームの顔として、来季の1億円も視界に入ってきた。

「1番・遊撃」でフルイニング出場を果たした田中広輔内野手は4000万円アップの7800万円。守護神・中崎翔太投手は4300万円増の8500万円。この2人も1億円にグンと近づいた。

【金額トップ3】
1、菊池 1億4500万円
2、丸  1億4000万円
3、石原 1億2000万円

【アップ額トップ3】
1、菊池 6000万円
2、丸  5500万円
3、野村 5200万円 
 
【アップ率トップ3】
1、鈴木 275%
2、野村 108%
3、田中 105%