肉類の摂取をやめ、2時間トレッドミルで走り込む日々 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。引退後は激太…

肉類の摂取をやめ、2時間トレッドミルで走り込む日々

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は28日(日本時間29日)に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。引退後は激太りした事もあったが、リング復帰へ向けてトレーニングに励み、54歳にしてキレキレのボディーに仕上げたタイソン。その裏には何があったのか――。体の変化とダイエットの秘密を、英メディアが報じている。

 2005年の現役引退後、激太りした時期もあったが、久しぶりのリング復帰へ向けてきっちりと体を絞ってきた。最近撮影された姿は54歳とは思えない筋肉質なボディー。軽やかなフットワークでド迫力のパンチをミットに打ち込む姿が世界中で注目された。

 本人も「この体を見てくれ」と自信をのぞかせていた“全盛期ボディー”はいかにして作り上げられたのか。英スポーツメディア「スポーツバイブル」は「マイク・タイソンが特筆すべき体の変化と体重を減らしたダイエットの秘密を明かす」の見出しで肉体改造の秘密に迫っている。

 大きな理由は食生活の変化だ。「マイク・タイソンはビーガン食を摂ることで、ボクシングへ復帰するために100ポンド(約45キロ)落とした」と完全菜食ともいえるビーガン食を取り入れ、さらには「復帰のために肉類の摂取をやめ、妻のアドバイスを受けて2時間トレッドミルを行う日々を過ごした」と夫人のサポートを受けながら屋内で走り込んだようだ。

 記事ではタイソンが米放送局「ABCニュース」の番組「グッドモーニング・アメリカ」に語った内容を紹介。「難しかったよ。でも、100ポンド落とさなければいけないというたった一つの理由で行った」と振り返っている。

 さらに当初は15分間トレッドミルに乗るだけだったが、最終的には2時間になったという経緯も明かしているようだ。

 減量に成功したというタイソン。54歳のレジェンドの本気が見られるまであと4日だ。(THE ANSWER編集部)