今年もたくさんのドラマが生まれた春、夏の甲子園大会。戦いを演出する上で欠かせないのがアルプススタンドの応援である。

■甲子園を盛り上げる応援ソング、来年も“新曲”出てくるか

 今年もたくさんのドラマが生まれた春、夏の甲子園大会。戦いを演出する上で欠かせないのがアルプススタンドの応援である。時には奏でるメロディーがチームの背中を押すこともあれば、相手に脅威を与えることもある。学校によってはオリジナルの楽曲があったり、この曲を流すといい流れが来るなどといった言い伝えやジングスまである。大会を楽しむひとつの見どころ、聞きどころだ。

 春夏通じて、各校の定番ソングになっている楽曲は多数。例えば、X JAPANの「紅」。BRAHMANの「SEE OFF」、ピンクレディーの「サウスポー」、Queenの「We Will Rock You」、「ルパン三世のテーマ」、「アフリカン・シンフォニー」、光GENJIの「パラダイス銀河」、山本リンダの「狙い打ち」、真心ブラザーズの「どかーん」など、野球ファンでなくとも聞き覚えはあるだろう。

 来年3月末に始まるセンバツに向けて、野球部だけでなく、ブラスバンド部の練習にも熱が入る。特に春の大会ではこれまでとは聞き慣れないメロディーが流れることはよくある。前年に流行した音楽を取り入れたり、使ったことがない音楽を演奏してみたりと、新しい発見がある。

 2016年のセンバツではお笑い芸人・クマムシのネタからCD化もされた「あったかいんだからぁ」やRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」、映画「アナと雪の女王」から「Let It Go」など世間で話題になった音楽を早速取り入れて、スタンドを盛り上げた学校もある。

■新たに使用される可能性がある“新曲”の有力候補は…

 また、準優勝した高松商(香川)が決勝戦までアメリカのロックバンド「The Offspring」の「Pretty Fly」をチャンステーマとして、ヘビーローテーション。メロディーに乗って、高松商ナインが55年ぶりの決勝進出を果たすなど活躍した。同年夏には「Pretty Fly」を導入する学校もあったほど、影響力はあった。

 来年のセンバツ、夏と新たに出てくる曲は何か――。その候補の一つはズバリ星野源の「恋」だろう。

 TBS系ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌で、逃げ恥ダンスは社会現象にもなるほど、世間に認知された。アップテンポで踊りやすく、馴染みやすいメロディーであることから、応援にフィットしそうだ。すでに練習をしている学校や、定期演奏会で披露した有名校もあるほど。部員たちや応援団がダンスしてセンバツを盛り上げる場面が見られるかもしれない。

 センバツにはアルプスの応援団を表彰する「応援団賞」がある。昨年は、21世紀枠で出場した小豆島(香川)が選ばれた。今年はどんな応援が飛び出し、どの高校が受賞するのか。数々の定番曲も楽しいが、“新曲”に耳を傾けるのも楽しみだ。