ソフトバンクの柳田悠岐が21日、1000万円ダウンの推定年俸2億6000万円で契約を更改した。■タイトル獲得もV逸&負傷離脱、「全試合に出てこそレギュラー」 ソフトバンクの柳田悠岐が21日、1000万円ダウンの推定年俸2億6000万円で契約…
ソフトバンクの柳田悠岐が21日、1000万円ダウンの推定年俸2億6000万円で契約を更改した。
■タイトル獲得もV逸&負傷離脱、「全試合に出てこそレギュラー」
ソフトバンクの柳田悠岐が21日、1000万円ダウンの推定年俸2億6000万円で契約を更改した。
今季120試合に出場。打率.306、18本塁打、73打点、チーム最多タイの23盗塁を記録したほか、出塁率.446で最高出塁率のタイトルを2年連続で獲得した。一方で9月1日の試合で右指を骨折し、シーズン終了まで離脱を余儀なくされた。
「もっと下がると思っていたが、納得してサインした。球団には3割とかタイトルとかを評価してもらった。(自分の成績は)悪くはないかなと思うが、ずば抜けてもいないので納得できてはいない」
今季は開幕当初から相手チームの徹底マークが続き、選んだ四球の数は100に達した。柳田は「ボール球を振るより、ストライクを振る方がいい結果が出る」と、我慢し続けた。
■今季の状態で「3割」は自信も…ファンの期待値を自覚「もっとがんばらないと」
「この状態で3割打てたのは自信にはなった。ただ、全試合に出てこそレギュラー。そこが一番ダメだったと思う」と、終盤の骨折を悔やむ。
来季の目標は「ケガなく全試合に出て日本一になること」を一番に掲げる。
「全部の部門で(リーグの)上位にいけるような数字を残したい。球団には『いい数字』と言ってもらったが、ファンの人は(今季の成績より)もっと期待されていると思うので、もっとがんばらないと。打率は無理かもしれんけど、ホームランはキャリアハイを狙いたい」
ファンの期待値を超えて、もう一度日本一へ。そのためにも、来季も続くであろう相手の徹底マークを実力で粉砕していくしかない。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura