11/21都内にてGAEAISM・仙女・マーベラス合同記者会見が行われた。新型コロナウイルスの影響で延期されていた伝説の団体「ガイア・ジャパン」の一夜限定復活興行「GAEAISM」の興行日程、負傷欠場中の彩羽匠選手の現状、そして11.29後…

11/21都内にてGAEAISM・仙女・マーベラス合同記者会見が行われた。新型コロナウイルスの影響で延期されていた伝説の団体「ガイア・ジャパン」の一夜限定復活興行「GAEAISM」の興行日程、負傷欠場中の彩羽匠選手の現状、そして11.29後楽園大会 7vs7 勝ち抜き戦の順番が発表される予定だったが…

初めにGAEAISM PROJECTの運営事務局長である中島氏から、新型コロナウイルスの影響で2020年4月15日に予定されていたGAEAISMの興行が、2021年4月29日(祝)に開催されることが発表された。なお開催場所が後楽園ホールから大田区総合体育館に変更。現在観客がチケットを保管している枚数が約1,000枚。会場収容率(50%)が来年も継続された場合、後楽園ホール(約750名)には収容しきれないため、会場が大田区総合体育館へ変更になった。

 続いて「Road to GAEAISM」開催について説明が行われた。4.29 GAEAISM大田区大会までの約半年間、マーベラスと仙女両団体の都内大会を中心に「Road to GAEAISM」と銘打った大会を開催。4.29大田区大会に向けて両団体の熾烈な戦いが繰り広げられる。

 ここで欠場中の彩羽匠より術後経過や復帰に関してコメントがあった。

 昨年10月、試合中の怪我により右膝膝前十字靭帯損傷・右膝内側側副靭帯損傷・右膝外側半月板損傷により全治10ヶ月の診断が下された彩羽。

 現在、山本KIDさんや伊達公子さんと同じプロアスリート用のメニューを組み、日々厳しいリハビリを行なっていること。また、今回のGAEAISMに関しては後輩達を育成・指導に徹すると話した。

 次にPROJECT運営メンバーの長与千種より、延期になった来年4.29大田区大会に向けて、各団体選手達にスタートを切ってほしいこと。そのため11.29仙女後楽園大会、11.30マーベラス新木場大会で選手達への奮起を期待していることを口にした。

 また彩羽の術後についても触れ、回復力が早く思っていた以上に復帰が早いかもしれないことを話した。

 来年4.29 GAEAISM大田区大会について「たくさん待っている方がいます。1年待っても1,000枚以上のチケットを返金しない人たちがいる。期待を裏切らないためにも、それ以上のものを提供していくので、皆様期待していて下さい。」と力強くコメント。

 続いて11.29仙女 後楽園ホールで行われる「仙女 vs マーベラス 団体対抗 7vs7 勝ち抜き戦」の会見のため、両団体全選手が入場。

 ここで長与が「なんで里村が居ないの?」とマイクを持つ。

長与:「仙女の興行なのに、なぜ大将がいないのか?」

 そう言って仙女メンバーに詰め寄る。

長与:今この時期に海外に行っているとは、どういうこと?どんだけ(新型コロナが)ひっ迫しているか分かっているのか?そんな中、7名を決めるとはどういうことだ!(マーベラスの選手に対して)お前らは帰れ!

 硬直した顔で会場をあとにするマーベラスの選手たち。

長与:なぜ長与が、ここまで来てるのに里村がいない?(海外との)契約?これ(会見)も契約だよね。だったら何でここに来てないんだよ!うちの選手の組合せは、ここで出さない。当日発表する。

ここで里村がいて、11.30マーベラス新木場大会のことを話したかった。でも里村がいないなら話ができない。

長与:(里村に)そんな教え方はしていないから!契約?なんの契約だよ。今日、ここに来たことだって契約だから。お互いに「7vs7やりましょうね」と言ったのは里村だろ。里村がいないこと自体がおかしいんだよ!団体としては仙女の方が上です。マーベラスの方がペーペーです。しかし、プライドはあります!「長与」のプライドはあります。

長与:チサコ、本当は大将がここにいなければいけないことを(チサコが)一番分かっているはず。お前が大将を名乗れないことは分かっている。分かっているけど会場にいなければいけないんだよ。当日7vs7の試合を、里村は観に来られるの?

そう言って会場をあとにした。その後、マイクを手にしたDASHチサコ。

チサコ:マーベラスがあのような態度で来るなら、仙女も当日(発表)です。里村がいなくても旗揚げから自分が(仙女を)守ってきているので。「里村=仙女の全て」にして欲しくないんですよ。11.29は里村がいない分、自分たちが勝たなければいけないのでやるしかないです。カードは当日発表します。

 そして仙女の選手が1人ずつ、11.29後楽園大会に向けて抱負を口にした。

風音:デビュー2戦目がマーベラスとの対抗戦で新人だからといって、ナメられたくないので、最後まで勝ち抜いて1番目立ちたいと思います。

金子:長与さんから里村さんの厳しいことを言われましたが、自分は里村さんの作った仙女で学んできたことを、この大会(11.29後楽園)で出していきます。

岡:自分はこの団体対抗戦で、マーベラスの選手が意識するくらい印象に残して、必ず勝ち抜きます。

愛海:里村さんがいない中で、この仙女の中で一番強いと思っています。勝つのは仙女です。宜しくお願い致します。

岩田:変わりゆく仙女の中で自分は復帰2戦目となるが、そんなことを関係なしに仙女が1番上だということを証明しに行きたいと思います。

チサコ:里村明衣子がいなくても全然怖くない。今のメンバーでマーベラスを潰しにいきます。

橋本:生きるか死ぬかだと思います。「仙女=里村明衣子」の時代は、もう終わりなので。「仙女=橋本千紘」、これでいきます。

 4.29 GAEAISM大田区大会に向けて両団体の闘いは、すでに始まっている。

<インフォメーション>

Road to GAEAISM センダイガールズ vs Marvelous は、東京2連戦より開戦!

11.29(日) 試合開始:12時 後楽園ホール大会

団体対抗7 vs 7シングルマッチ勝ち抜き戦。

詳細はセンダイガールズ WEBサイトをご確認下さい→http://sendaigirls.jp/schedule/19373/

11.30(月)東京・新木場1stRING大会についてはマーベラス公式WEBサイトをご覧下さい→http://www.marvelcompany.co.jp/marvelous/

取材・文・写真/大楽聡詞