ロシア杯エキシビションの演技に露メディア「全力を注いで思い切り滑った」 フィギュアスケートの平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(ロシア)が22日に行われたグランプリ(GP)シリーズ・ロシア杯のエキシビションに特別出演。昨年12月以降、…

ロシア杯エキシビションの演技に露メディア「全力を注いで思い切り滑った」

 フィギュアスケートの平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(ロシア)が22日に行われたグランプリ(GP)シリーズ・ロシア杯のエキシビションに特別出演。昨年12月以降、活動休止している五輪女王は競技会場の観客の前では1年ぶりとなる演技を披露した。魅力的な滑りを見せた18歳をロシアメディアは評価。「大きな大会で競争力を有していることをほのめかしている」などと競技復帰の可能性についても注目している。

 ザギトワが魅了した。エキシビションでは前半「Outro」、後半「エスメラルダ」と2度の演技を披露。「Outro」では3回転ルッツで転倒する場面もあったものの、表現力溢れる滑りで会場を沸かせた。

 ロシアメディア「championat.com」は、“復活”したザギトワの演技に注目。「自分のファンの期待を裏切らず、全力を注いで思い切り滑った。アリーナが自分へ高い欲求をまだ保っていることは、明らかである」などと称賛している。

 転倒もあったが、同メディアは「驚くべき演出と魅力的な演技から、ジャンプの転倒に関して彼女を許してもいい」と評価。大学進学、テレビ番組の司会者挑戦など、競技外で活動の幅を広げているザギトワに、「そんな環境でさえ彼女はジャンプの高さと力強さをキープしている。彼女がほんの少し多く技術面の練習に注意をさけば、ミスは自然となくなるように思える」と言及している。

 記事では「ザギトワは復帰すべき時なのか?」についても注目。今大会で23歳にして優勝したトゥクタミシェワの名前も挙げ、「トゥクタミシェワの例とザギトワがデモンストレーションしたコンディションは、平昌五輪の女王がまだもしかすると大きな大会で競争力を有していることをほのめかしている」と記載している。

 トルソワ、ワリエワら若い選手が次々と台頭しているロシア。今年5月に18歳になったザギトワは昨年12月から活動を休止している。記事では「(復帰について)問題は最近において彼女の人生に現れた全てのものをザギトワが断念し、再びリンクの上での生活に戻りたくなるかどうか、だけだ」と指摘している。(THE ANSWER編集部)