チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsRBライプツィヒが24日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが1-0で勝利した。 昨季ファイナリストのPSG(勝ち点3)は、1勝2敗の3位でグルー…

チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsRBライプツィヒが24日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが1-0で勝利した。

昨季ファイナリストのPSG(勝ち点3)は、1勝2敗の3位でグループステージを折り返す苦境に立たされている。前回対戦で競り負けたライプツィヒとのリベンジマッチでは2-3で敗れた直近のモナコ戦から先発6人を変更。出場停止のキンペンベに代わってマルキーニョス、ケアンに代わってネイマールが復帰。[4-3-3]の3トップにディ・マリア、ネイマール、ムバッペが並んだ。

一方、2勝1敗で2位に位置するライプツィヒ(勝ち点6)は直近のフランクフルト戦を1-1のドローで終えることになった。その一戦からは先発3人を変更。アダムス、カンプル、セルロートに代えてムキエレ、フォルスベリ、ポウルセンを起用した。

前回対戦同様に球際でのデュエルが強調される激しい入りとなった中、ホームのPSGが最初の決定機をゴールに結びつける。11分、ボックス右にドリブルで侵入したディ・マリアをザビッツァーが後方から倒しPKが与えられる。これをキッカーのネイマールが冷静に右隅へ決めた。

この先制点により一気にPSGペースに流れが傾くかに思われたが、PKを献上したザビッツァーが直後に強烈なミドルシュートをお見舞いするなど、アウェイチームが反発心を見せる。

その後は2センターバックを起点に要所でライン間の選手に鋭い縦パスを差し込んでいくライプツィヒがペースを握る。なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続くが、相手得意のカウンターには持ち込ませず、1点差を維持する。

前半終盤にかけてはハイダラのミドルシュート、前半ラストプレーではダニ・オルモの絶妙な右クロスからゴール前のフォルスベリに決定機が訪れたものの、GKケイロル・ナバスの好守などに遭い、前半のうちに追いつくことはできなかった。

迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。ビハインドを追うライプツィヒが60%を超えるボール支配率でホームチームを押し込み、サイドを起点に幾度も惜しい形まで持ち込む。だが、マルキーニョスを中心に高い集中力を見せる相手守備を崩し切れない。

一方、専守防衛の状況が続くPSGは前半同様に自慢のトリデンテの個人技を生かしたロングカウンターを繰り出していくが、ムバッペやネイマールがボックス付近までボールを運べるものの、こちらも最後のところで相手の守備を上回れない。

こう着状態が続く中、流れを変えたい両チームのベンチは後半半ばを迎えて交代カードを切っていく。ライプツィヒは技巧派のダニ・オルモ、フォルスベリに代えてクライファート、セルロートと速さと強さに特長を持つアタッカーを投入。対するPSGはディ・マリア、エレーラに代えてラフィーニャ、ヴェッラッティとゲームコントロールに長けた中盤の2選手を投入し、マイボールの時間を増やす狙いを見せた。

試合終盤にかけても一進一退の攻防を見せた両者だが、互いに最後の場面で決め手を欠く。後半アディショナルタイムにはライプツィヒがリスクを冒した猛攻に打って出たものの、ザビッツァーのシュートが相手DFの身体を張ったブロックに阻まれ、試合はこのままタイムアップ。

前回対戦でディ・マリアのPK失敗に泣いたPSGがネイマールのPKによるゴールを最後まで守り抜き1-0の勝利。敗れれば、敗退の可能性が高まるライプツィヒとの直接を対決を制し、三つ巴の争いに踏みとどまった。

パリ・サンジェルマン 1-0 RBライプツィヒ

【パリ・サンジェルマン】

ネイマール(前11[PK])