『地元の新星』を見ようと4時間かけて地元のファンが会場にNBA選手のルーキーイヤーは、遠征に次ぐ遠征、年間82試合の試合消化であっという間に終わりを迎える。大学からNBAドラフトにエントリーした選手であれ、あるいはアメリカ国外でのプロ経験を…

『地元の新星』を見ようと4時間かけて地元のファンが会場に

NBA選手のルーキーイヤーは、遠征に次ぐ遠征、年間82試合の試合消化であっという間に終わりを迎える。

大学からNBAドラフトにエントリーした選手であれ、あるいはアメリカ国外でのプロ経験を経てNBAの門を叩いた選手であれ、バスケットボール漬けの日々を過ごすことに変わりはない。ただ、行く先々で思いもしていないことを経験するケースも少なくない。

ドラフト全体2位でレイカーズから指名されたブランドン・イングラムは、12月19日に遠征先のシャーロットで母校デューク大の試合を観戦する機会に恵まれた。そして翌日、スペクトラム・センターで行なわれたホーネッツ戦に、イングラムの出身地であるキンストンから450人もの大応援団が駆けつけた。

同じノースカロライナ州でも車で4時間の距離。それでも『地元の新星』をナマで見られるチャンスとあって、これだけの人数がシャーロットまでやって来た。

イングラムは4得点4リバウンド3アシストと本来の力を発揮できず、試合もホーネッツに113-117で敗れたものの、地元のファンがこれだけやって来る『サプライズ』に感動したはず。

徐々に先発出場数も増え始めたイングラムは、12月17日のキャバリアーズ戦で9得点10リバウンド9アシストとトリプル・ダブル寸前の成績を残すなど、NBAでもオールラウンドぶりを発揮しつつある。地元の熱い声援を受け、さらなる活躍を誓ったに違いない。